河川と都市公園が一体となった公園

浸水被害の解消と地域交流の
         拠点として整備

 越来城(ギークグスク)水辺公園の竣工式が十一月八日、同公園で行われ、多数の関係者らが出席し完成を祝った。
 同公園は、コザ十字路付近の比謝川周辺でこれまで、大雨の時に度々氾濫による浸水被害が発生していたことから、浸水被害の解消と、あわせて水と緑の潤いのある空間づくり、地域の活性化と交流の拠点づくりを目的として整備された。

▲河川と公園が一体となって整備された越来城水辺公園
 比謝川水辺プラザ整備事業として整備された同公園には、野外ステージとして利用できる広場や、体力づくりができる散策路、ヒカンザクラやサガリバナの並木が配置された。また、治水整備として川幅を大幅に広げ、五十年に一度降る雨量に相当する流量(毎秒七十五トン)を処理できるよう整備された。
 式典で東門市長(代読)は「浸水被害の解消と水と緑の潤いのある空間を作ることを目的に、河川と都市公園が一体となった公園として整備を進めてきた。癒しと活力を与える空間として愛され続けてほしい」とあいさつ。地域住民を代表して平良徳市さんは「公園では既に住民のみなさんがウォーキングコースとして利用している。親子で釣りを楽しんだり、エイサー活動の拠点となることに期待している」と祝辞を述べた。
 式典終了後には、越来城跡周辺の八自治会による越来城下まつり(九日までの二日間)も催され、自治会合同によるかぎやで風や保育園児らによるダンスなど多彩なステージで賑わった。

▲元気いっぱいのチアダンスでまつりを盛り上げた

▲8自治会合同によるかぎやで風

▲多くの住民らで賑わった「第1回越来城下まつり」

▲かわいらしいバルーンの演技を披露

▲宮里繁さんから市へ絵画が寄贈された