継承発展

商品開発、流通・販売網の確立へ

―知花花織事業協同組合発足―


▲事業協同組合の設立を祝う関係者ら

▲県知事認可証を受け取る小橋川理事長ら
 百年以上前に旧美里村知花、登川地域などを中心に伝わった織物技術「知花花織」の事業協同組合(小橋川順市理事長)の創立記念祝賀会が八月二十日、知花公民館で行われた。小橋川理事長は「同事業は、商品開発を行い商品が消費者に届くまでの流通・販売網の確立が急務で、今後は地域の文化と産業振興を図り、周りと協力しながら頑張っていきたい」と抱負を述べた。
 市では、平成十二年に「工芸のまちづくり事業」の核として、知花花織の復元・復興事業をスタートさせ、これまで四十九人の研修生を育成してきた。
 東門市長は「市としては県内は勿論、県外・海外へ広く発信し、地域ブランドとして確立できるように鋭意取り組んでいきたい」と話した。

「いのちの水」の募金を呼びかける

国際ソロプチミスト沖縄ー球陽


▲募金の協力を呼び掛ける国際ソロプチミスト沖縄―球陽のメンバーら(沖縄市役所)
 女性たちでつくる奉仕団体「国際ソロプチミスト沖縄―球陽」の林加代子会長ら役員が九月三日、市役所を訪れ、「いのちの水」プロジェクトへの支援協力を呼びかけた。
 同プロジェクトは世界の人々が安心して水を飲み、安全に暮らせるまちを目指して取り組んでいる「国連ハビタット」の支援活動。国際ソロプチミストは会員や地域の企業、公共施設などに募金箱を設置、幅広く支援活動を展開していく。林会長は「世界では約十二億人の人が安全な水が飲めず貧困に苦しんでいる。多くの人が意に賛同し協力してほしい」と呼びかけた。

安慶田小児童―倉敷ダムで記念植樹

感動、生命感あふれる絵画が並ぶ

嘉手川繁夫の世界


▲絵画の解説をする嘉手川さんと多くの来場者が足を運んだ作品展示会
 市内の泡瀬出身で埼玉県在住の画家・嘉手川繁夫さんの個展「哀愁と血の造形―嘉手川繁夫の世界」(主催・泡瀬復興期成会)が九月四日から七日までの間、泡瀬公民館で開かれた。嘉手川さんの創作活動の原点ともいえる「哀愁の沖縄」をはじめ、初期の代表作「島人」などの外、民具や江戸時代の鉄を使って制作された「鉄の造形」シリーズなど昭和四十年から平成二十年までの作品約六十五点が展示された。
 個展は泡瀬復興期成会(嘉手川繁一会長)の創立六十周年記念事業の一環で開催された。
 嘉手川さんの作品は、沖縄の土着的な赤と緑と黄色を使い、筆ではなくナイフを用いて描く独特な技法で、沖縄をテーマに風土と人間の感情を豊かに、太古の植物の息吹やマブイ(魂)の鼓動するさまとを重ね、生を素材にしている。そんな感を受けた人も多いのではないだろうか。
 また、「鉄の造形」シリーズは刃物を輪の形をした平和が包み込んでいるような作品等があり、作者が見るものに人間の愚かさと賢さを知恵の輪のように突き出し、問い掛けている、そんな気さえしてくる。腕組みをし、じっと見つめたり、顔を近づけたり、その力強い作品一つ一つに参観者らは引きつけられるかのように見入っていた。