地域への理解・協力、青年会活動など…。

エイサーを取り巻く現状と課題を考える

―【これからのエイサーの継承について】―


▲これからのエイサーの継承についての議論が交わされた
 八月二十八日、市文化センターで「これからのエイサーの継承について」をテーマにパネルディスカッションが行われた。
 元エイサー会館館長の仲真良彦さんをコーディネーターに各分野からパネリストを招き、エイサーを取り巻く現状や課題について意見が交わされた。市青年団協議会会長の川井田一馬さんは、祭りとしてのエイサーの評価は高いとしながらも、「公民館でのエイサー練習や道じゅねー等で騒音に対する苦情などがあり、地域のエイサー離れを感じる。青年会としても自治会活動に積極的に参加し地域とのつながりを大切にしたい」と話し、エイサー活動への理解を求めた。琉球國祭り太鼓創設者の目取真武男さんは「伝統を継承するにはリーダーを育てることが大切」と述べ、久万田晋県立芸術大学教授は「市内の九割以上の小学校が青年会からエイサーの指導を受けていることを挙げ「数年後の青年会加入への道につながる」と評価した。市観光協会の金城諭さんは「全国的にエイサー人気が高まっており、エイサーのメッカ作りも戦略の一つ」と提案。宮平栄治名桜大学教授は、同じ時期に同じ内容のエイサーが催されている現状ついて「県全体としてイベントの連続性を持たせることが大切」と指摘した。

大会初 美東中空手道 全国V3

〜力強い演技で優勝・全国中学空手〜


▲大会史上初のV3を報告した美東中学校空手部の選手たち
 長崎県で八月二十三、二十四日に開催された第十六回全国中学生空手道選手権大会の男子団体形で大会史上初の三連覇の快挙を成し遂げた美東中学校男子空手部の選手たちが八月二十九日、市長を訪ね報告した。
 鍛え上げた足腰の強さが勝利へと導いた。決勝までの全ての対戦で5―0と完勝、決勝戦は4―1で岸川(埼玉)に勝利した。主将の比嘉海聖君は「プレッシャーもあったが優勝できてうれしい」と喜びを語った。

コザ中バスケ 九州中学総体で初優勝―全国3位へ


▲全国大会出場報告後、見事三位に入賞したコザバスケットボール部の選手たち
 八月十一日に宮崎県で開催された九州中学校体育大会で優勝したコザ中学校の女子バスケットボール部が八月十八日、市役所を訪れ大会の結果及び八月二十二日から新潟県で開催される全国大会への出場報告を行った。「力を出し切ることができ良い結果が残せた」と大会を振り返る田里友也監督。キャプテンの高江洲琴美さんは「試合を通して新しい課題も見つかった。全国大会までには改善したい」と意気込みを語った。=(全国大会では見事三位に入賞した)

健康づくり情報発信

「無煙環境を広げよう!」

ヘルシーおきなわシティ2010推進部会員
中部福祉保健所医師 松野 朝之

 七人に一人が、タバコが原因で亡くなっています。男性に限ると四人に一人になります。健康を害する「もの」は色々ありますが、タバコほど多くの命を奪っている「もの」は他にはありません。
 さらにタバコは周囲の人の健康をも害してしまいます。こうした煙害を無くしていくためには、喫煙者の努力だけでなく、「吸わないことが当たり前」という環境(無煙環境)を作っていくことも重要です。
 中部保健所では平成十六年度から禁煙・分煙認定制度を始めました。現在では全県で取組みが行われています。
 昨年度はタクシーやバス等の公共交通機関における普及を図りました。県全体の取組みに繋がったため、今年度から県内タクシー全車禁煙が実現しています。
 今年度は女性の無煙環境を図るために主に美容院を対象に禁煙・分煙認定を勧めています。是非、皆さんからも行きつけの美容院に禁煙・分煙認定のことや無煙環境を勧めて下さい。