沖縄を代表する夏の風物詩 第53回沖縄全島エイサーまつり
 「エイサーエイサー、スリサーサー」ちまたで子ども達の掛け声が聞こえる。今年もエイサーの季節がやってきた。沖縄の夏の風物詩「第五十三回沖縄全島エイサーまつり」(主催・同実行委員会)が八月二十二日から二十四日までの三日間、コザ運動公園を主会場に華々しく開催された。エイサーまつりは初日に道ジュネー、中日に市青年まつり、最終日に本際が開催された。初日は上郷エイサークラブ(山形県)や東京中野真南風エイサー(東京都)、愛知琉球エイサー太鼓連(愛知県)など市内十七青年会を含む二十団体が国道330号から中の町社交外を練り歩いた。二日目は十五団体が出場。力強い演舞を余すことなく発揮、終始観衆を引き付けた。最終日の本際は各地域から選び抜かれた十三団体が鍛えられた技を披露、エイサーのだいご味を勇壮華麗に演じると会場からは指笛とともに大歓声が起こった。今年は市内から室川、東、諸見里、園田青年会が出場。市外からうるま市平敷屋(西)、読谷村楚辺、糸満市喜屋武、北谷町謝刈青年会、嘉手納町千原エイサー保存会が出場。市園田こども会、市国際交流協会、市婦人連合会、琉球国祭り太鼓が華を添えた。また、特別功労表彰として故與那覇朝大氏に感謝状が贈られ、妻の吟子さんがお礼の言葉を述べた。各団体とも地域の誇りとするエイサーを勇ましく優雅に舞い約三十一万人(三日間)の観衆を魅了した。

▲西里青年会から改称して50周年の節目を迎えた園田青年会。沖縄全島エイサー
 まつりの大トリで勇壮・華麗なエイサーを披露した

▲園田青年会の指導を受け、元気あるエイサーをみせた園田こども会の演舞

▲一様に揃った見事な隊列の糸満市喜屋武青年会

▲10年ぶりの全島エイサーまつりに最高のエイサーを
 舞った室川青年会

▲女性ならではのしなやかさ、こまやかさを演じた
 沖縄市婦人連合会のみなさん

▲いきいきとしたダイナミックなエイサーを披露した
 嘉手納町千原エイサー保存会

▲華麗な手踊りを披露した東京都の中野真南風エイサー


▲一糸乱れぬ演舞。勇壮華麗に舞った東青年会

▲諸見里青年会の力強いバチさばきで会場を盛り上げた


▲会場の視線を集めたパーランクー中心のうるま市平敷屋青年会の演舞

▲総勢100人以上が参加した沖縄市国際交流協会のエイサー

▲故・與那覇朝大氏へ特別功労表彰が
 贈られ、お礼を述べる妻の吟子さん


▲登川青年会のエイサーを基とした愛知県の愛知琉球エイサー太鼓連

▲園田青年会の指導を受けている山形県上郷エイサークラブ

▲踊り手が主体の読谷村楚辺青年会。
 カチャーシーで会場を盛り上げる


▲メリハリのある太鼓やバチさばきに注目。北谷町謝苅青年会

▲東京都の東京中野真南原エイサーは南桃原青年会の型を
 ベースにアレンジを加えたエイサーを披露した

▲大太鼓・締太鼓の力強いバチさばきで会場を魅了した
 園田青年会


▲最後はカチャーシーの大乱舞。指笛・拍手・歓声が沸き起こった

▲ロックやポップスを取り入れた斬新なエイサーを魅せた
 琉球國祭り太鼓

▲滑稽な動きで会場を盛り上げるチョンダラー