
▲沖縄市の平和大使と広島市の幟町中学校との平和集会が行われた

▲「沖縄戦から平和を考える」と題した 講演会で戦争体験談を語る大田昌秀氏

▲広島の神田山やすらぎ園で被爆体験者から 当時の様子が語られた

▲8月1日にスタートした平和月間のセレモニーで
オープニングを飾った三線学級の子どもたち
|
平和に対する強い意志と信念を常に持ちつづけよう
平和月間の初日、セレモニーで島袋副市長(代読)は「私達は先の大戦から戦争は人間が人間でなくなる。武力による解決がいかに残忍で無意味なことであるかを学んだ。すべてのものを破壊する戦争を二度と繰り返してはならない。
平和運動を市民とともに展開していこう」と平和月間の開始を宣言した。
平和月間はスタートに先がけ七月二十二日より「平和を願う千羽鶴展」「戦跡めぐり」などを展開、一日より「平和について考える」と称し、本の読み聞かせやアニメ上映会を行った。また、被爆や沖縄戦の写真を展示した「原爆戦争展」や「ひめゆり上映会」なども開かれた。
八月四日から七日にかけて、沖縄市平和大使十六人が平和学習と交流等を行うため広島市へ派遣された。大使らは四日、原爆ドームの原爆死没者慰霊碑や原爆の子の像などで、折り鶴の献納を行った。二日目は、広島市の幟町中学校での平和集会と交流会へ参加、広島原爆養護ホーム訪問、原爆死没者追悼平和祈念館、などの見学を行った。三日目は広島平和記念式典へ参列、原爆犠牲者の御霊に祈をささげ献花を行った。
平和の大切さ、命の尊さを痛感した平和大使らの平和を考える旅は終わった。しかし、その体験はずっと心に刻み、それぞれが誰かへ伝えていく。
八月八日から九月七日にかけては「ベトナム戦争と平和」石川文洋写真展、「市民平和講座」「市ピースラン」など多くの企画が実施された。
平和月間最終日の九月七日は、市民平和の日記念事業「沖縄戦から平和を考える」と題して、大田昌秀元県知事の講演会が行われた。大田さんは自らの戦争体験談を語り「戦争は殺害などが毎日のように起き、人間不信に陥る」また、集団自決の教科書検定問題について「私の沖縄戦体験からすると軍隊の命令なくして、集団自決が行われることは絶対ない」ときっぱり言いきった。
|
命を大切にする心を世界へ訴え続ける
平和月間が教えてくれたこと、と、平和を願う心、命の尊さを感じる心、沖縄市民は愛と勇気を持って命を大切にする心を世界へ訴え続けていく。
|

▲沖縄市民平和の日 記念事業「大田昌秀講演会」のアトラクションで会場を盛り上げたワッツUPチビッ子ダンサーズと全盲のシンガー、大城友弥さん
|
平和に対する強い意志と信念を常に持ちつづけよう
十一月に「市政懇談会」を実施
ひと輝く元気な沖縄市をめざして、市長が直接、市民と膝を交え、皆様からの市政へのご意見ご要望等を拝聴する懇談会が、来月十一月四日からスタートします。
懇談会は市内中学校の八校区の地域ごとに実施する予定で、日程については十一月号の広報おきなわに掲載いたします。
多くの市民の皆様のご参加をお願いします。
|