更新日:2022年6月10日
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手足口病の患者が増加しています。
病原体:コクサッキーウイルスA16、A10およびA6、エンテロウイルス71等
感染経路:咳、くしゃみによる飛沫感染、水泡・便に含まれるウイルスとの接触感染
潜伏期間:3~5日間。ウイルスは症状が治った後も数週間、便に排出されます。
流行状況: 春から夏にかけて流行する。
症 状:口の中や手足等に水疱性の発疹がみられます。発熱を伴う場合もあります。基本的に軽症疾患ですが、まれに髄膜炎等の合併症を起こすことがあるので、注意が必要です。発症した場合には、有効な治療法はありませんが、多くの場合、3~7日の自然経過で治癒します。
予 防:ワクチンはありません。手洗いをしっかりすることと、排泄物を適切に処理することで予防できます。特に保育園や幼稚園などの乳幼児の集団生活施設では、注意が必要です。
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