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◆ 広報おきなわ7月号(No.409)
・表紙
・学校、家庭生活に関する調査
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・沖縄市平和大使‥
・こどものまちづくり‥
・初夏の比謝川上流清掃‥
・今月の人
・すてきな仲間達
・コザ音楽祭‥
・本市の財政を公表
・フォトニュース
・話題
・情報公開制度の運用状況
・お知らせ
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・キジムナーフェスタ
沖縄市青少年育成市民会議の家庭教育部会では幼児・児童・生徒の学校や家庭教育について、その実態を把握し、家庭教育の向上に役立てようと昨年九月にアンケート調査を実施、今年二月に調査結果がまとまった。 広報紙では先月号に引き続き、その結果を紹介する。
調査の方法は、市内全域を網羅して各小・中学校から一ないし二学級を選び、小学四年生、二十一学級(六百九十六人)その保護者(五百六十三人)、小学六年生、二十三学級(七百二十九人)その保護者(六百一人)、中学二年生、十五学級(五百二十四人)その保護者(四百六十九人)の合計、児童生徒千九百四十九人、保護者千六百三十三人に対しアンケートを実施し、回答を得た。
(市立幼稚園児の保護者)
沖縄市立、小四年・六年・中二年生の児童生徒へのアンケート調査
1{考察}
部活動をしている児童生徒が前々回、前回と学年ごとに増えているのは良い傾向だと思われる。部活動は仲間との触れ合いが心の支えになるのみならず、体力増強、忍耐力など何事にも前向きに挑戦する意欲を養う場として大切にしたい。また、自分の趣味を活かしながら、仲間とともに人生の基盤づくりである社会性を身につける大きな機会にしたい。
2{考察}
「相談できる友達がいる」の項目を見ると、調査を重ねるたびに増えていることが分かる。特に友人関係が重要な思春期の小六年、中二年は八五%を超えている。
しかし「いない」と答えた児童生徒が小四年で二〇%、小六年、中二年ともに約一五%いることにも目を向ける必要がある。また、各学級に五〜七人程度は悩んでいても相談できる友達がいないということに注目し、それをケアする手立てを考える必要がある。
3{考察}
平均して八五%の児童生徒が「友達と遊んでいるとき」が楽しいと答えている。友達との語らいが楽しいのは、仲間の付き合いがうまくできていることだと思われる。「勉強しているとき」で、学年が上がるにしたがって減少している。イの項目と比較してみると特に中二年で顕著になっている。楽しいことは「あまりない」「まったくない」は増加傾向にある。特に中二年の一一%が楽しくないと答えている。一学級に三〜四人はいることになる。また、「先生と話しているとき」は、小四年の二五%は良いと思われるが、小六年の一六%、特に中二年の四%は少ないように思われる。しかし、仲間との関係を重視する時期に入っていく中での変化と理解できる。中二年の「部活動」を楽しいと回答している生徒が半分以下になっているのは気になる。部活動に加入はしているものの、必ずしも楽しめないということだろうか。
4{考察}
学校を休みたいと思うかで「わりと思う」「いつも思う」を合わせると小四年で二五%、小六年で二九%、中二年では四三%となっており、特に中二年においては十人に四人以上となり、かなりの数字である。教育相談の充実と家庭との連携が必要と思われる。
5{考察}
家でお手伝いをしている児童生徒は、高学年になるにつれて減っている。おそらく部活動や塾通いなどで忙しくなる時期が反映していると考えられるが、中二年は前回と比べ微増の傾向にあり、五割が手伝いをしないというのは多いような気がする。
6{考察}
「よくしている」「わりとしている」が、小六年で五ポイントほど増加しているのは心強い。全体的にはまだまだボランティア活動に関しての認識が低いように思われる。特に中二年が少ない。「あまりしていない」「まったくしていない」を合わせると九割の高率。子供の頃から人の役に立つことの喜びを味わわせ、地域社会に貢献できる人材が育つことを願いたい。
7{考察}
「よくしている」「わりとしている」を見ると、学年が上がるにつれて一〇%前後も低くなっている。あいさつは触れ合いの始まりであり、人間社会における最も大切なコミュニケーションである。親も根気強くあいさつを続けることが必要ではないだろうか。
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