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◆ 広報おきなわ5月号(N0.395)
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今月の人 (181)
社交街に元気を取り戻すために、 発信・挑戦・猛進 喜 屋 武 正 さん (48)
かつては市外にも名が知れ渡っていた繁華街、中の町社交街。しかし、従来のにぎわいは今は見られない。 あの頃のように、にぎわいのある社交外に戻していきたい。孤軍奮闘ではない。仲間達と一緒に、なんとかするんだと立ち上がった男がいる。 中の町で「ワイワイモッズ」(カラオケバー)を経営する喜屋武さん。 今月は喜屋武さんに登場していただき、社交外に対する思いや意気込みなどを聞いてみた。
喜屋武さんが店をオープンしたのは、四年前。スナックを経営する友人に日頃から考えているアイディアを提案したところ「面白い、すぐに実践すべきだよ」と勧められ、思い切って転職したのがこの道へのきっかけ。「やるからには面白い店、何かこだわりのある店というのがありましたね」。しかし、人が集まらない。「経営者はみんな同じ悩みを持っているはず、それぞれが話し合い、情報を交換し合い、みんなで社交街を盛り上げていこう」。いつしか喜屋武さんの店が情報ステーション的な場所となってきた。観光客も情報収集などで店に立ち寄ったりするという。 現在の中の町・繁華街の状況については「人出は少なく、平日は閑散とした社交街になっている」と言葉少なげに話し、でも、ちょっとしたアイディアがあるんですと体を乗り出して話し出した「バーの若手経営者を集めて、中の町応援隊を結成しようという計画があるんです。五月中旬に旗揚げの予定ですが、主な活動は『笑いと話題の町・中の町』をスローガンに、お笑いグループ数チームが各店舗に飛び込み、ゲリラライブを行っていこうというもので、さらに、各店舗のイベントやパーティの企画や司会などの手伝いもする。また、ミニコミ誌の発行も予定しているんです」と笑顔で話す。 定期的に若手経営者らが集い、情報、アイディアを持ち寄って勉強会をしているという。その中でも人一倍、復活に思いを寄せる喜屋武さん。趣味はグッズコレクション。店には県産品のビールグッズが並ぶ(沖縄一と自負)。 市のまちづくりに対してたずねてみた。「自分も市内で生まれ育ったので、元気のないまちは悲しい。再び元気を取り戻す手助けをしたいと思う。コザにはコザならではの魅力があるはずで、それを、ミュージックタウンに活かされないか、社交街に活かされないか、仲間達と考え、実践していきたい」。 仲間からは、陽気だが涙もろいところもある人情派だと評される喜屋武さん。好きな言葉は「すべてに感謝」。常に心がけていることは「勇気を持って、最初の一歩を踏み出す」。 ウチナーンチュのチムグクルを肝に、座右の銘である「ゆいまーる精神で共存共栄」を胸に喜屋武さんは斬新な発想で構想を練る。
▼戦後文化シアター 今月のヒストリート
このたび、市では『沖縄市戦後文化資料展示室・ヒストリート』ガイドブック二〇〇六年版を発刊しました(左)。これは二〇〇五年版の内容に加え、日本本土やベトナム・ドイツ・セネガルといった外国で登場した兵器の残骸や廃品を利用して作り出された生活用具の数々が収録されています。 終戦後の沖縄では、戦禍を生き延びた人々は全てを失い、0からの出発を余儀なくされました。人々は兵器の残骸や米軍物資を利用して様ざまな生活用品を生み出しました。だが、それは沖縄に限ったことでなく、世界の戦禍に見まわれた国々でも兵器の残骸などを利用した道具が作られていたのです。
緑の表紙が目印。500円 |
日本本土では敗戦により国産軍用機の生産が中止になって、その材質であるジュラルミンでヤカンなどが製作され、ベトナムでもに撃墜した米軍機の残骸を利用して櫛・バリカンなど多種多様なジュラルミン製品が作られました。またセネガルでの空き缶利用の土産品など珍しいものがいっぱい。 売り切れが予想されます。お早めにお求めください。
市史編集担当/TEL 939−1212(内線2273) ヒストリート/TEL 929−2922 |
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