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◆ 広報おきなわ5月号(N0.395)
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■ 環境と調和する国際都市を創るまち
東部海浜開発事業については、東部海浜開発事業検討会議において、客観的かつ多角的な視点から情報を精査・公開し、その結果を踏まえ、本市の未来を見すえた、市としての方向性を判断してまいります。 返還合意されたキャンプ瑞慶覧地区の跡地利用については、北中城村との連携のもと、地権者との合意形成を図りながら、キャンプ瑞慶覧返還地区等跡地利用調査を実施し、返還跡地の有効利用を検討します。 市民生活における交通移動手段の利便性確保および中心市街地の活性化をめざす、コミュニティバスについては、運行計画に基づいた実証実験をおこないます。 また、中心市街地における水と緑の潤いのある空間を創る城前住吉都市緑地(水辺プラザ)の完成にむけ、工事を実施します。 以上、平成十九年度の主要な施策の概要を申し上げました。 私は、これまでの国に依存する地方行政から、地域がつくりだす真の基礎的自治体を実現するためには、市民のまちづくりへの熱い思いと市民と協働する行政の新たな仕組みを創りあげていくことがもっとも大切であると考えます。 そのためには、行政の情報を広く市民に公開し、情報の共有化を図るとともに、十分な説明責任を果たしていくことが重要です。 沖縄市活性化百人委員会は、市民のまちづくりに対する思いを率直にお聴きし、ともに活気あふれる沖縄市づくりをすすめるために設置いたしました。 本年度は、各部会をとおして多くの市民の視点から沖縄市の活性化の輪を広げていきたいと考えております。
厳しい財政状況が続くなかで、行政としての使命を果たしていくためには、生活者の視点から政策的な理念をもって、新しい時代に求められる施策を生み出しながら必要な事業を選択できる、政策型自治体への転換を図らなければなりません。 そのためには、「前例踏襲」や「一度始めた事業はとにかく継続する」というこれまでの行政運営のあり方を抜本的に改め、行政評価システム等の活用を図るなど、費用対効果や市民ニーズを的確にとらえ、生活者重視の施策を展開していきます。 また、効率的な行政運営の基盤となる健全な財政維持のため、市の財源の根幹である市税や危機的状況にある国民健康保険事業の保険料、あるいは児童生徒の食育を支える学校給食費等、負担と義務については、市民一人ひとりが主体性をもって納付意識を高め、財政基盤を支えていくということを再認識していただくよう努めます。 さらに、本市の補助金交付については、既得権や前例にとらわれず、客観性や公平性が確保できるよう、補助金等の本来の目的と効果を検証しながら見直しをおこないます。 また、まちづくり全体を総合的に考え、地域資源を活かした都市再生へ向け、中心市街地活性化プロジェクトチームを設置するとともに、農業の多面性を活かしたアグリビジネスを展開するアグリビジネス推進計画プロジェクトチームやこどもたちの限りない可能性を伸ばし、こどもの笑顔輝くまちをめざす、こどものまち推進プロジェクトチームを設置し、本市が直面する重要課題に的確に対応してまいります。 さらに、逼迫する国民健康保険財政については、収納率の向上や医療費の適正化を図るため、組織体制を充実強化し、早期健全化にむけた取り組みを推進します。 社会経済情勢が激しく変化するなか、さまざまな課題への対応が迫られています。この難局を乗り切っていくためには、新しい課題に対応できる人材、企画力と行動力にあふれる人材が今まで以上に行政には、求められています。 そのためには、時代を見すえた行政運営を展開するための職員の意識改革がより重要となることから、人材育成の基本的な考え方を示し、職員の政策形成能力の向上を図ります。 これまで述べてまいりました施策や事業を着実に推進することにより、未来を支える感性豊かなこどもたちの育成や市民一人ひとりが、家庭や地域の絆を大切にしながら、夢と希望を抱き、安心していきいきと暮らすことができる、平和で豊かなまちづくりをすすめます。 市民の知恵と力を行政に反映することにより、新しい時代にあった行政運営に努め、「ひと輝く、げんきな沖縄市」の実現に向けて、私に課せられた責務を全力で果たしてまいります。
議員の皆さまをはじめ、市民の皆さまのなお一層のご理解とご協力をお願い申し上げまして、私の施政方針といたします。
平成十九年二月二十二日 沖縄市長 東門 美津子 |
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