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◆ 広報おきなわ3月号(No.393)

日本民藝館展
仲宗根さんに奨励賞
全国千六百点の中からの快挙
知花花織の着尺、技術を高く評価

▲仲宗根さん(中央)を囲んで受賞を喜ぶ東門市長(右)と伊波会長(左)市長が手にしているのが「木綿知花花織着尺」
 伝統的な手仕事と、新しい生活工藝の発展を図るために、東京で開かれている日本民藝館展(主催・同民藝館)の十八年度の受賞作品がこのほど発表され、知花花織研究会の仲宗根直美さん(三三)が出品した「木綿知花花織着尺」が同賞の三番目に当たる奨励賞を受賞した。

 同展には、全国から約千六百点の応募があり、日本民藝館賞など計九人が表彰された。

 一月十七日、仲宗根さんは、市役所を訪れ、東門市長に受賞を報告した。 

 仲宗根さんは、知花花織の制作を手がけて約六年。作品の応募は今回が始めて、染めに三カ月、織りに二カ月かけて、長さ十三メートルの着尺を仕上げた。「初めて織った着尺が賞に選ばれてうれしい。初の挑戦で、現代でも通用する着尺を意識した。この賞を励みに、さらに技術を向上させたい」と喜びを語った。

 同研究会の伊波順子会長は「研究会にとっても、朗報で今後は受賞と合わせて、知花花織の技術と魅力を市内外にもピーアールしたい」と話した。

 東門市長は「全国で認められたということは、市にとっても大きな誇りであり、市民にとっても喜ばしいこと。その技術に磨きをかけ、さらに頑張って下さい」と祝福した。
 

 
支えてくれたすべての人にありがとう
授産施設や作業所の新成人が20歳の報告

▲新成人になった喜びを東門市長に報告する元気な二十歳の若者たち
 市内の授産施設や各作業所で働いている新成人と関係者らが二十歳になった報告と、日頃感じていることなど、その思いを伝えようと一月二十二日、東門市長を訪ねた。

 今年、新成人の仲間入りをしたのは十一人の方々でスーツや振り袖姿で訪れ、それぞれが自己紹介をした後、十一人を代表してコロニーワークショップ沖縄の石川砂矢佳さん。授産施設希織・分場ちゅいたれー、の梶原愛子さん。授産施設楓葉館の古堅光さん。福祉作業所てぃーだ、の禰波大史さんの四人が今の思いを発表した。石川さんは「周りの人たちに支えられて、大きく成長することができた。小学校では、いじめもあったけど、養護学校では楽しい仲間と出会えた。支えてくれたすべての人達にありがとうと言いたい」と明るく話した。古堅さんは「仕事も覚えながら仲間と一緒に頑張りたい」と話した。

 東門市長は一人一人に花束を贈り「二十歳おめでとう。晴ればれとした表情でみなさん素敵です。成人としてさらに頑張って下さい」と激励した。
 

 
私達は信号機を守ってわたります
諸見里公民館前交差点──待望の信号機設置

▲「手をあげて横断歩道を渡ろう」園児達を先頭に行われた渡り初め
 諸見里地域の方々が待ち望んでいた公民館前の交差点に信号機が設置され、点灯式が二月八日、同場所で行われた。

 点灯式には市立諸見里保育所の園児達や区民、関係者ら多くの方々が参加した。

 石垣博道沖縄警察署長や東門市長、宮島眞則諸見里自治会長らがあいさつ。東門市長は「信号機の設置で同交差点の交通環境の改善が図られ、地域の方々が安心して横断できる交差点になるものと期待しているが、交通事故をなくすには、歩行者や運転手などそれぞれが交通マナーを守ることが最も大切です」と話した。その後、保育園児全員で「私達は信号機を守ってわたります」と決意表明を行い、交通安全の歌をうたい、各代表で点灯。渡り初めを行った。
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