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◆ 広報おきなわ2月号(No.392)

今月の人
前向きに一歩ずつ前進
社会人として頑張りたい
<178>
上原 周子さん (20)右
伊佐 真恒さん (20)左
 今月は一月七日に行われた市成人式で新成人を代表して「抱負発表」を力強く行った伊佐さんと上原さんに登場してもらい、現在の心境などを聞いてみた。
 伊佐さんは現在、沖縄大学で福祉文化学を学んでいる。上原さんは沖縄ビジネス外語学院に在学、二人とも二年生でそれぞれの夢や目標に向かって走り続けている。


―「抱負発表」の大役おつかれさまでした。
現在の心境を一言
伊佐 自分は人前で話すのが苦手なので、この日をきっかけに直そうと思い挑戦しました。又、成人としての思い出にもなり、いいチャンスだと思いました。
上原 会場の人の多さにおどろき、最初は緊張しましたが、なんとかやり遂げました。とてもいい思い出になりました。

―成人としての実感は
伊佐
 正直、あまりないけど、自分なりに成人になったという自覚を持って、自分が言った発言には責任を持てる大人になりたいです。
上原 正直、成人になったという実感はあまりありません。でも、これからは社会人として恥じないように頑張りたいと思います。

―モットーや夢などは
伊佐
 これまで頑張ってきた野球をいろんな意味で活かしていくのが夢であり目標でもある。それを達成できるように頑張ります。
上原 自分がやりたいことを見つけて、いつでも笑顔を絶やさずに前向きの気持ちで頑張りたいと思っています。

―今後の決意は
伊佐
 何事にも前向きにチャレンジして、「あたってくだけろ」の精神で、なんに対しても進歩していくという気持ちを持ちつづけたい。
上原 いろいろな事にチャレンジしていき、様々なことを乗り越えながら大きな人になりたいです。

―最後に云いたい事がありましたら一言どうぞ
伊佐
 いままで、自分を支えてくれた周りの人達に感謝しています。周りの協力、そして自分の力で常に上の世界を目標にして頑張っていきたいと思っているので応援をよろしくお願いします。
上原 今日という日がとてもいい思い出になりました。主催して下さった関係者の皆さんに感謝します。これからは、様々なことにぶつかってもそれに立ち向かい頑張っていきたいと思います。

―ありがとうございました。
新しいスタートです。成人として頑張ってください。
戦後文化シアター
今月のヒストリート
全軍労48時間ストライキ 1971年2月11日
 ヒストリートの一角に、若者や子どもたちが見ると「何これ、戦争?」と尋ねてくる写真が展示されています。武装した米兵とヘルメットをかぶった男たちが睨みあって対峙している写真ですから「戦争?」と思っても仕方ないかもしれませんが、実は全軍労のストのピケ隊と米兵の写真なのです。

 全軍労とは「全沖縄軍労働組合」の略称。当初、著しく権利を制約されていた基地労働者が待遇改善を求めて結成した組織で一九六三(昭和三八)年に誕生。その後復帰運動の先頭に立つほどの組織に成長し七〇年には国会議員も輩出しました。ところが復帰を前に米軍は基地労働者の大量解雇を通告。左の写真は三千人の大量解雇撤回要求を求めて行われた四八時間ストの様子。ピケ隊の必死さと米兵の威圧する態度が緊迫感を漂わせています。

 ストへの報復で米軍がコザ市への米兵の立ち入りを禁ずるため、米兵相手の業者が全軍労のピケに反対してデモを行うなど「生活をかけた」対立も浮き彫りになりました。

 全軍労を通して見えてくる問題は沖縄全体が負わされている課題でもありました。

※全軍労は七八年、全駐労沖縄地区本部となりました
写真についての情報をお待ちしております。
連絡先:総務課・市史編集担当
電話:939-1212(内線2273)
ヒストリート:929-2922
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