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◆ 広報おきなわ2月号(No.392)

不屈の消防精神で、日夜研鑽を積む
市民の生命、財産を
災害から守るという使命感を常に心に
平成19年沖縄市消防出初式

▲東門市長を先頭に消防職員、
団員らを観閲する

▲りりしい表情で整列する消防職員ら。
市民の生命、財産を守ることを誓う
 「消さないで あなたの心の注意の火」─平成十九年沖縄市消防出初式が一月六日、市消防本部で行われた。

 出初式は多くの関係者らが出席する中、市消防職員、市消防団員、市女性防火クラブ会員らが、りりしい表情で制服を着用、本部前にさっそうと整列した。

 この日は小雨がぱらつく空模様で時折、雨が強くなる場面もあったが、職員らは直立不動の姿勢で整列。東門市長を先頭に市長観閲が行われた。その後、県消防協会中部地区支部表彰、県消防協会表彰が行われた。

 出初式で東門市長は「市においては昨年、消防、救急の三拠点体制を担う市消防署泡瀬出張所が完成するとともに、火災全体の約八割を占める住宅火災の低減を図ることを目的に新設住宅に対する火災警報機設置条例を施行した。さらに、県内初の試みとなる医療法人中部徳洲会病院との医療救護活動に関する協定書を調印するなど、市の消防、救急体制の向上を図る上で、大きな意味を持つ一年だった。今後とも消防行政の充実や防災対策の強化を図り、市民にとって安心で住みよい環境づくりに努めていきたい」とあいさつ。
 

▲消防職員と中部徳洲会病院の連携による
災害時医療合同訓練が行なわれた

▲機敏な動きで行われた
女性防火クラブによる小型ポンプ繰法
 続いて、仲井真弘多県知事(代読)、松田進県消防協会長(代読)、喜友名市議会議長、石垣博道沖縄警察署長らが祝辞を述べた。
 一日消防長を務めるミスハイビスカスの上原美希子さんは「近年の災害は複雑多様化し、大規模の傾向にあり、悲惨な事件や事故が後を絶たず、目を覆うような大惨事も増えているような気がします。メディアなどを通して消防の仕事を拝見し、市民が生活するうえで深く関わっていること、そして仕事の重大さを感じます。市民の生命、財産を守るために日夜奮闘されている消防関係者の皆さんに心から感謝します」とあいさつした。
 式典後、訓練披露や懇親会が行われ、市内保育園児らで構成されている市幼年消防クラブの子どもたちを招き、もちつきを体験させ、つきたてのもちを振る舞った。
 訓練披露は消防職員と中部徳洲会病院との連携による災害時医療合同訓練の外、女性防火クラブによる小型ポンプ繰法が披露された。
 市の平成十八年の火災発生件数は三十四件で損害額は千六百四十九万円。火災発生原因は不明・調査中六件、電気器具五件、放火四件、火遊び、コンロ、たばこがそれぞれ三件ずつとなっている。
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