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◆ 広報おきなわ4月号(No.382)

すてきな仲間達(24)
方言は学ぶより話せ

・沖縄市方言サークル・


▲久高さん(下段左から2人目)の下、
ウチナー口を学んでいるみなさん
「グスーヨー チュウ ウガナビラ。ウガンジュー アッチミセービーガヤー」  先人たちから受け継がれてきた長い歴史と伝統を持つウチナー口を、若い世代に継承していこうと毎週木曜日、市福祉文化プラザで活動しているサークルが「沖縄市方言サークル」(久高将輝代表)。「おじいちゃん、おばあちゃんたちと方言で話せるようになりたい」「先人たちの生き方を知りたい」と様々なきっかけでサークルに参加したメンバーたちが、久高さんの下でウチナーンチュの心を学んでいる。

同サークルでは、言葉(方言)を覚えていくために本島の歌碑めぐりを行い、琉歌や童歌を取り入れながらその言葉の背景(歴史)も学んでいる。久高さんに一つ質問すると、その言葉にまつわる歴史を聞くことができ、とても勉強になる。それはメンバーたちにとって大きな財産となるだろう。

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▲イベントの司会(方言で)を任され、
練習に励む
方言を教える際に気をつけていることとして「方言には大きく〈武士の言葉〉と〈百姓の言葉〉があるので、二つの言葉を混同しないように気をつけています。また、上下関係で使い方が異なるので、それを間違えたら大変」という。しかし、「方言は生き物なので若い人の言葉でも良いと思う。大きな間違いがあれば周りの人が教えていって欲しい」と、普段から方言を使っていくことの大切さを話した。また「方言を身に付けるには環境が大切。お年寄りのみなさんももっと子どもたちに方言で語りかけて欲しい」と願っている。

方言を話す機会が減ってきている近年において、若者たちに沖縄の歴史や文化が脈々と受け継がれていることは頼もしい限りである。沖縄の方言(歴史・文化)に興味がある方はぜひ同サークルに参加してみてはいかがでしょうか。「マジュン ウチナーグチシ カタティナービラ。イーヒントオー マッチョヤビーン。ユタシクウニゲーサビラ」

問い合わせ先 098‐933‐1581(久高将輝)
  暮らしのワンポイント
冬物衣類のしまい方(カビやシワ、型くずれに注意)

待ちに待った春が近づき、そろそろ冬物の衣類をしまう時期です。でも、しまい方が悪いとセーターが型くずれしたり革製品にカビがついたりして、お気に入りの衣類を台無しにしてしまうことも。そんなことにならないよう、上手な収納方法を改めて確認しておきましょう。  冬の衣類は、クリーニングの後、晴れた日に陰干ししてからしまいます。収納時はセーターなどのニット類の重ね過ぎ、つめこみ過ぎに注意。重ねる場合は重い物を下に、軽い物を上にして、ふんわりとした風合いを損ねないように気配りを。

カシミアやモヘアなど毛足の長いセーターを重ねる場合は、上下の間に防湿用の和紙をはさんでおくと、毛糸がからまず、風合いが保てます。カーディガンは、ボタンを外してたたみます。ボタンをかけたまましまうと、合わせ目が引っ張られ、伸びてしまうことがあります。

コートはたたまず、厚みのあるハンガーにかけて収納するのがベストです。でも、スペースがなくて、どうしてもたたまなければらないときは、えりを立て、肩とそでに丸めた古タオルを入れて型くずれを防ぎます。その際、ゆったりと大きめにたたむことがポイントです。

革製のコートやジャケットは、シワになってもアイロンはかけられません。必ずハンガーにかけて収納します。ビニールカバーは湿気がこもり。カビの原因になるので、布製のカバーをします。ブーツや革手袋なども布の袋に入れてしまうと、カビの防止になります。

かさばるダウンジャケットは、くるくると小さく巻き、太めのひもでしばって紙袋に入れ、押入れの上などにつるしておくと場所をとりません。
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