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◆ 広報おきなわ2月号(N0.380)

文化・芸能の殿堂「あしびなー」に総務大臣賞
―― 多彩な文化事業を評価 ――
喜びを市民みんなで分かち合いたい JAFRAアワード
地域の芸術文化の環境づくりに功績のあった公立文化施設を顕彰する、二〇〇五年度のJAFRAアワード(総務大臣賞)に、沖縄市民小劇場「あしびなー」が選ばれ、一月十一日、東京都内のホテルで表彰式が行われた。同賞は二年目で財団法人地域創造(遠藤安彦理事長)が主催、市側からは高良助役が出席、総務省の山崎力副大臣から表彰状が手渡された。
総務省の山崎副大臣から表彰状を受ける高良助役=東京都千代田区、ルポール麹町
表彰は東京都千代田区のホテルルポール麹町で行われ、高良助役は晴ればれとした表情で表彰式に臨んだ。

今回の表彰は国際文化観光都市を目指す市の文化拠点として、多彩な文化・芸能事業を幅広く展開してきたことが高く評価された。

表彰状を受け取った高良助役は「ウチナー芸能のメッカ、中部は民謡、舞踊、古典音楽、ロック、ジャズなどが盛んな地域。市民小劇場あしびなーも沖縄市民だけでなく中部広域、県民の芸術発表の場として活用してもらっている。その実績が認められたのではないか」と受賞を喜んだ。

表彰式典後行われた交流会の席上で木村尚三郎審査委員長(東大名誉教授、静岡文化芸術大学学長)は「公立文化施設は五年目以降が勝負どころ。沖縄市のあしびなーは、遊び庭という意味だが、文化本来の遊び心を維持し、芸術文化の拠点になっているのがポイントだ」と話し激励した。

あしびなーは一九九八年五月にウチナー(沖縄)の心を多彩に発信する文化、芸能の殿堂。文化の拠点として地域活性化につなげていくことを目的にオープンした。国際文化観光都市を目指す市の文化事業の拠点として位置づけ、芸能、演劇、音楽、シンポジウム、各セレモニーなど多くのイベントを継続してきた。オープンから一月上旬までのイベントなどのステージ数は千三百十五公演。二〇〇四年度の稼働率は78.76%となっている。

主な舞台は「あしびなー歌舞団」や演劇ワークショップ「あしびなーキッズ」の公演、「あしびなー水曜劇場」さらに今年も昨年に引き続き行われる「国際児童・青少年演劇フェスティバルおきなわ(キジムナーフェスタ)」など。

今回の受賞の喜びを仲宗根市長は「県内外の優れた作品を幅広く提供し、沖縄を素材としたテーマ性も評価されたのではないか、これからも本市の文化の拠点として、多くの作品を発信していきたい。受賞は栄誉であり、市民とともに分かち合いたい」と話した。
お笑いポーポーの舞台
キジムナーフェスタのステージ
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