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◆ 広報おきなわ11月号(No.377)

市民に親しまれる施設に


改築後のメインスタンド、
    完成は十九年三月予定

メインスタンド解体工事始まる
解体工事後、すぐに新しいスタンドの建設工事が始まる
市陸上競技場のメインスタンドの老朽化に伴い、現在解体工事が行われている。解体工事は年内十二月までを予定しており、一月初旬からは新たなメインスタンドの改築工事に入る。

建設されるメインスタンドの基本理念は(1)健康・体力づくりの場、青少年の健全育成の場として、市民にとって親しみやすい開かれた施設とする。(2)競技会等を通じ、内外の交流の場としてスポーツコンベンションシティーの実現にも役立つ施設とする。(3)競技会はもとより、様々なイベント・行事等に対応できる施設とする。

現在の施設と改築後の施設計画を比較してみると、一階中央に設置されていた雨天走路については施設利用者の動線が複雑に交差する位置にあり、利用者が衝突する危険性があることから雨天走路は練習の妨げを最もうけない北側に配置する。又、一階、二階ともメインから観客席へのアプローチを確保する。

二階のコンコースについては、柱、階段により避難経路としての問題や多目的利用に支障があることから、視認性を高め、十分なスペースを確保し、多目的利用に配慮する。さらに、障がい者等観客席を設置する。メインスタンドは地上四階、建築面積二、六七九・三一平方メートル。スタンド全体の席数は一般席四千百五十三、障がい者等専用八十四席の合計四千二百三十七席。十九年三月に完成予定。

将来は
建築デザインビジネスの仕事を
──出発に先立ち仲宗根市長に報告──
海外姉妹都市レイクウッド市のピアス大学へ留学
ピアス大学への留学が決まり、決意を報告する高村さん
市の海外姉妹都市レイクウッド市内の大学・短期大学生への留学生を支援し、学問・専門技術の習得や異文化体験を通し、国際性豊かな人材の育成を図ることを目的とした助成金交付事業で、ワシントン州レイクウッド市のピアス短期大学で二年間留学することが決まった高村悠也さん(18)が、出発に先立ち市役所に仲宗根市長を訪れた。

高村さんはハンズオンNPOのスタッフとして活動してきた。留学に際して「海外の建築デザインを学び、将来は建築デザインビジネスの仕事に就きたい。又、両市の国際交流事業にも力をつくしたい」と話した。仲宗根市長は「志をしっかり持ち、市の代表という気持ちで頑張ってきてください」と激励した。

南極観測船「しらせ」寄港
「ワァーでっかいな」子供たち大喜び
一般公開に一万六百人
南極観測砕氷艦「しらせ」(大平愼一艦長、乗員百七十人)が九月二十四日午前、市海邦町の中城湾港に初寄港し、一般公開を行った。県内への寄港は三年ぶり三回目。

歓迎セレモニーで仲宗根市長は「多くの県民の方に世界最先端の技術の粋を集めて建造された砕氷艦しらせをじっくり見て、南極に関することを学んで下さい」とあいさつ。かりゆし保育園の園児らが大平艦長らに花束を贈り、松本青年会がエイサーを披露した。二十四日から三日間、一般への艦内公開が行われ、初日から多くの県民が訪れた。艦内には南極の氷や石などが展示され、子供らが興味深そうに見入り、手にふれていた。三日間での見学入数は約一万六百人。

三日間で一万六百人が見学した南極観測船「しらせ」
「しらせ」は海上自衛隊所属の砕氷艦で砕氷、輸送、観測などの役目を担う。全長百三十四メートル、最大幅二十八メートル、一一、六〇〇トン。十一月中旬の南極地域観測への出発を前に、八月より十月までの日程で国内の七港を回り訓練を行っている。
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