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◆ 広報おきなわ(bR48) 6月号

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青年会は地域の財産でありたい
<134>  稲嶺 隆之(30)
 エイサーが全国的に注目されつつある。エイサーと言えば青年会と伝言ゲームのように続く。しかし、エイサーだけが青年会ではない。「青年会の存在とは何だろう、今一度考えてみたい」?。威勢のいい発言は今年四月に市青年団協議会会長に就任した稲嶺さんである。今月は稲嶺さんに登場してもらい新会長としての抱負や意気込みなどを聞いてみた。

 物事を直視し、判断する。そして、即行動に移す。そんな身のこなしが備えついている意志の強そうな好青年。が第一印象。
 稲嶺さんは諸見里青年会会長を二年務め、市青協の副会長に就任。二年後の今年、会長へ就任した。
 若者の青年会離れも深刻な昨今、市青協に関わった動機からたずねてみた。「四年くらい前は地域の後輩育成など、地域の青年会の発展に力を入れていこうと思っていたんです。しかし、前会長と意見を言い合い、議論していくうちに青年会に対する考えや認識、目標が一緒だったことから役員を引き受けることにしたんです。その目標はエイサーだけではなく、市青協を中心に人材を増やし、地域に役立つ青年会として市を活性化させていこうというものでした」と云う。その言葉のはしばしからも青年会にかける意気込みがうかがえられる。
 現在、市青協に加盟している単組青年会は十九団体の約一千人。規模的には他市町村と比べて多いが、安定した人数を維持し、安定した活動を続けている青年会は少ない。各青年会とも安定した活動をやっていないのが現状である。
 今後の課題については「安定した活動が維持できないと地域の活性化に役立つことも難しくなり、エイサーのためだけの青年会になってしまうおそれがある。そうなると青年会そのものの存在自体もきびしくなると思うんです。本来の青年会の意義を確認しつつ発展させる。もちろん会員増も不可欠な課題です」と深刻。しかし、そこは持ち前のタフさと軽いフットワーク、頼りになる新役員で解決策を見いだしていくことだろう。
 稲嶺さんのモットーは「誠心誠意」何事もその信念で貫く。趣味はゴルフに野球、そして交流(宴会)。青年会に関しては、「地域行事への参加、児童育成など地域に密着した活動を-青年会は地域の財産であるべき」を持論として持つ。今後は「地域と先輩方と後輩達と常に話し合い、交流を持ち、青年会のあり方を考えながら進んでいきたい」と目標を定める。
 新会長は新役員らと共に内に秘めたパワーと行動力で市青協の発展を誓い走り続ける。

 六月九日は沖縄市発の「ロックの日」。若手バンドの登竜門としてすっかり定着した第五回コザ音楽祭(Okinawan Super Rock Concert)が七日、八日「あしびなー」で開催され、グランプリ目指し、多彩なジャンルのバンドが競演。個性豊かな演奏は満席の聴衆を沸かせる。
 二十三日は沖縄戦集結から五十八年目の慰霊の日がめぐりくる。若いとき本土に行き、そのまま兵隊に取られ、戦後帰ってきたら親兄弟も戦争でやられ亡くなっていて、酒を飲んでは泣いていた友人の嘆きを、沖縄市室川在の登川誠仁は、哀切極まる唄にした。

 「戦後の嘆き」(作詞・作曲 登川誠仁)

大和から戻て 沖縄着ちみりば
 元姿無らん かにん変わて 戦我ぬ 恨みゆさ
島戻て見りば 親兄弟居らん
 戦世ぬなれや 涙びけい 戦我ぬ 恨みゆさ

 沖縄市の調査では、当時の越来村と美里村の戦没者は五千三百九十人。全人口約一万八千人に占める戦没者の割合は三分の一に近い。
 梅雨明けは、平年だと二十二日頃。カーチーペー(夏至南風)が吹き始めると、梅雨は去り太陽は輝きを増し、長く暑い夏がやってくる。
 今年で二十回目を迎える沖縄市福祉まつりは、「ファンタスティック浪漫」をテーマに二十八日、二十九日の土日、市民会館隣八重島公園で展示・即売会や、福祉団体による舞台発表等盛りだくさんのイベントで開催される。

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