いよいよ新シーズン始まります!

明治安田生命 J3リーグ(FC琉球)

戦後文化シアター 今月のヒストリート

 今回は「ユーフルヤ―」、沖縄市の風呂屋物語を振り返ってみましょう。復帰前までは多くの村に「ユーフルヤ―」があり、庶民の憩いの場になっていました。 最も多かった時は、市内(旧美里村と旧コザ市)に30軒以上もの風呂屋がありました。
 室内の壁には、「湯池に入る前に必ず体を洗ってから入る事」などの「入浴心得八か条」が掲げられ、大人は浴場で騒ぐ子どもがあれば叱ったこともあったそうです。 風呂場は社会的な実践教育の場でもあったのです。
 しかし、ガス瞬間湯沸かし器の普及が風呂屋に異変をもたらしました。復帰に伴う建築ラッシュによる家庭風呂の出現です。 風呂屋の煙突が一つ消え、二つ消えと、かつての社交場が姿を消していきました。今では、それら「ユーフルヤ―」の建物跡が当時をしのぶのみです。
 そんな中でも、安慶田の「中乃湯」だけが県内で唯一、営業を続けております。子どもたちに湯船の気持ち良さを知ってもらうためにも、親子で入浴に出かけてみてはいかがですか。
 また、現在ヒストリートⅡでは「沖縄市のユーフルヤ―」の企画展を行っております。こちらへも、ぜひ親子での来室をお待ちしております。
※企画展は4月2日(日)まで開催


現在の中乃湯
(2017 年1 月28 日撮影)
湯煙を味わってみませんか?
  • ■市史編集担当/TEL:929-4128(直通)
  • ■ヒストリート、ヒストリートⅡ/TEL:929-2922

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