働き盛りの健康がで〜じなとん!

〜まずは、年に一度の特定健診から〜

年々増える医療費

 沖縄市の国保総医療費は、平成24年度は107.6億円、平成25年度は111.3億円(前年度比+3.6億円)、平成26年度は112.3億円(+1.0億円)と年々増え続けています。 生活習慣病が占める割合も大きく、沖縄市の喫緊の課題となっています。そして、外来受診が少ない一方で、悪化が進んで入院となる人が多い事も医療費を上げる要因となっています。

健診を受けた方が、医療費が低い!?

 健診受診者と未受診者で、一人あたりの生活習慣病にかかる医療費を調べたところ、受診者の医療費が未受診者に比べて低い事が分かりました。 主な原因として、受診者は予防可能な段階で病院を受診して生活習慣を見直し、医療費が抑えられた事。 一方で、未受診者は症状が現れた頃には悪化が進んでいて、検査やお薬代、場合によっては入院や手術などで医療費が増えた事が挙げられます。

働き盛りが危ない

 特に働き盛り世代(40、50代)の特定健診受診率が低い状況にあります。 この頃は自覚症状が無かったものが、やがて悪化が進み50~60代に心筋梗塞、脳卒中、慢性腎不全など、命の危険に繋がる疾患を引き起こす方も年々増えています。
 しかしながら、日々の仕事、家事、子育て、中には家族の介護・・・など心身ともに慌ただしく、自身の健康に気を配るのが難しい時期。そんな忙しく大切な時期だからこそ、特定健診(ガン検診)で体のチェックを行い、日頃の生活習慣を振り返ってみませんか。

市民健康課からのお知らせ

生活習慣病予防のポイント

その1.
毎年健診を受けてカラダチェック
その2.
検査結果を参考に生活習慣を振り返り、改善点は見直す。
その3.
判定結果や紹介状などの指示に従い、必要に応じて病院を受診し重症化を防ぐ

 ※今年から 特定保健指導対象となった方へ結果手渡しを行っています。(集団健診のみ)
 改善に向けて、個々に合った健康づくりを共に考え支援を行います。ぜひご活用下さい!

健康コラム

社員や自身の健康づくり、想い

有限会社 フジ砕石 代表者取締役 高江洲苗美

■「健康」の大切さを感じた、きっかけはありますか
 今は会社を引き継いで15年になりますが、20年近く病気を患って他界した先代の父に連れ添った母を見ていた事が大きく影響しています。 社員や家族を守るべき立場で病気になるなんて無責任の極みだと思っていました。 会社を引き継いですぐに「とにかく健康でいなさい。健康でさえあれば、何でも乗り越えられる」と助言してくださった恩人がいます。 責任が重かったので、体だけは大事にしようと心掛けてきました。
■ 会社で取り組んでいる事はありますか
 ここ数年は、年に一度の職場健診を継続しています。 最初の頃は健診日の案内を張り出すと、当日逃げる人もいたんですよ。 ところが、最近は健診の大切さにも理解が深まり、早めにお知らせする事で社員自ら段取りして日程調整をしてくれます。
やはり健康で永く働いて欲しいので、社員の体調には気を遣います。 健診結果も参考に就業時間や職場環境に改善点はないかと考えたり、健康関連の情報を伝えたりします(お節介を承知で…)。 しかし、一方で日々の生活を見直してもっとパワフルにガンガン『稼ぐ体』作りに楽しく取り組んでほしいと、強く、強く思います(笑)
■ 例えば、どんな話をしますか
 健康はいたって自然の事。体の不調があった時は、まず間違いや不自然を正す習慣を身に付けたい。 「昨日はお酒を飲み過ぎたな」「バイキングで欲張り過ぎたな」だから「今日は〇〇しよう」と自分なりの対処法を見つけてリセットしよう。 給料や休日は自分や家族の楽しみの為に使って欲しいし使いたいので「薬や通院の為の稼ぎじゃないぞ~」と宣言しています。 とは言え、自分の事は省みず身を粉にして頑張る皆さんに支えられている事も確かです。 そこで私は「医療費削減で社会に貢献する!」と誓っています。 これは個人の為でなく、社員の為、その家族の為に繋がっていくんだというこの想いを伝えていこうとしています。
■ 職場内で変わり始めた事はありますか
 今まで病院嫌いだった社員の一人から「病院に連れて行ってくれないか」と言われて付き添った事があります。 家族を思えばこそ勇気を振り絞って健康管理に目覚めたと思っています。 健康に対する意識は変わり始めていると感じます。
■ 最後に、今働き盛りの皆さんへ メッセージがありますか
 やり遂げたい事がある時、守りたい大切な家族を思う時、人生には身を削って踏ん張る時も多々あります。 無理の利く体、ストレスに耐える力は日々の食習慣も大きく影響すると考えます。 「不具合や体調不良、病気も何かしらが間違ったから」と思えば、その間違いを早めに見つけて即対処!思う存分勤めを果たした後の時間は最高のご褒美♪その時に健康であるなら楽しみは倍増する事でしょう。 生涯楽しむ事が出来る体を自ら、今から作り上げていきましょうよ~~~。

社員さんにもお話を聞いたところ、 「健診を自主的に受ける様になった」「炭酸飲料を飲まなくなったかな」「休憩時の飴玉を黒糖に変えた」「カップラーメンは止められないね(苦笑)」「健診結果を気にする様になった」 という声が挙がりました。
高江洲社長、社員さんにも想いは伝わっていますよ~(^ ^)v

↑ ページトップ