平和の尊さを発信
市民平和の日記念行事
2016沖縄市民平和の日記念行事「伝えるって何?語りつぐこと、行動すること~演じ、伝える、平和の尊さ~」が9月7日に市民会館で開催された。
催しでは、元鉄血勤皇隊の戦争体験を基に創作した市平和大使による朗読劇「3つの願い」や平和大使ソング「時代(とき)の語り部」の披露、市ちゃんぷる~大使のいっこく堂さんによる腹話術ショーなどが行われた。
市は、すべての人が等しく平和で豊かな生活をおくることができるまちづくりを進めるため、沖縄戦が公式に終結した「9月7日」を沖縄市民平和の日と定めており、毎年、記念行事を実施している。
また、8月1日から9月7日までを「平和月間」とし、月間に賛同した市民団体と共に平和に関する催しを開催している。
いっこく堂さんの腹話術ショーで
会場は大盛り上がり
平和大使による朗読劇
平和大使代表あいさつをする、
嵩元盛侍さん(左)と名嘉日揺梨さん(右)
平和大使 広島へ
戦争の惨さと平和の尊さ学ぶ
市平和大使の県外研修が8月4日から7日までの日程で行われた。
今年は初日に福岡の大刀洗(たちあらい)平和祈念館の見学と筑前町の中学生との平和交流が行われ、2日目は広島の幟町(のぼりちょう)中学校の平和集会に参加した後、
原爆ドームや韓国人原爆犠牲者慰霊碑などの戦跡をめぐり、原爆死没者慰霊碑、原爆の子の像、原爆供養塔で折鶴を献納した。
また、広島平和記念資料館を見学し、原爆の恐ろしさと惨さを目の当たりにした。
3日目は広島市原爆死没者慰霊式並びに平和記念式(平和記念式典)に参列した後、原爆ドームの前を流れる元安川(もとやすがわ)での灯ろう流しに参加した。
最終日は広島原爆養護ホーム神田山(かんだやま)やすらぎ園を訪問し、入所者の被爆体験に耳を傾けた。
研修では、市平和大使が被爆地の広島と長崎を毎年交互に訪ね、戦争の悲惨さや平和の尊さを学んでいる。
原爆ドームを見学する大使
やすらぎ園の入所者から当時の悲惨な様子が語られた
お詫びと訂正
広報おきなわ9月号2ページの平和月間開始セレモニーの写真の説明に誤りがありました。正しくは「大湾一颯君の平和へのメッセージ」です。お詫びするとともに訂正いたします。