美里自治会
豊かな心と文化が根付く

　美里自治会（久高唯文（ただふみ）会長）の区域は湧水が多く、ヒージャーガーやセークガーなど、文化財が区民に親しまれ、大切に保存されている。 元々は田畑の広がる地域だったが、区画整理されたことで、商業施設や住宅が次々と建設され、便利で住み良いまちへと変わった。 まちの様子は一変したが、昔ながらの住宅や石垣も残っており、風情のある一面も併せ持っている。
　自治会の各組織は活発に活動しており、ボランティア組織の結（ゆい）の会は独居高齢者を公民館に招き、歌や踊り、レクなどで１日楽しんでもらったり、高齢者施設を訪問し、踊りの披露や美里の近況を報告する慰問活動を行っている。 自治会が毎年美里公園で開催している七夕祭りは年々充実して来場者も増えており、今年は３０００人以上が訪れた。 久高会長は「美里は区民の心が豊かで、まちもきれい。今後はスポーツにも力を入れ、野球やママさんバレーのチームを発足させたい」と話している。

電話：９３７─３６９７

産湯の水を汲んだヒージャーガー（市指定文化財）

宮里自治会
こどもの育成に地域で尽力

　宮里自治会（ 幸喜 愛（こうきかなし）会長）の区域は近年、多数のアパートやマンションが建設されており、こどもの人口が増えている。 こども会のメンバーは約６７０人と他に類を見ない人数となっており、地域で分けて７つのこども会を設けている。 自治会は地域・学校・老人会と連携し、青少年育成活動に取り組んでおり、夏休み期間中は公民館をこども達の学習スペースとして開放したほか、こども達の科学への関心を高めようと、沖縄こどもの国の協力を得て宮里小学校で「宮里チャレンジカップ２０１６エアロケット」を開催した。 催しは、ペットボトルや牛乳パックを材料に、空気で飛ぶロケットを制作し、その飛距離を競うもので、多くの親子が参加し、飛距離を伸ばそうと試行錯誤した。
　幸喜会長は「宮里は急速に発展し、人口が増えている。子育て世代に宮里に住んで良かったと思ってもらえるような自治会活動を行い、会員の増加を目指す」と意気込んでいる。

電話：９３８－４８２１

エアロケットを飛ばすこども達