今月の人

将来への夢と希望を持ち、沖縄市を熱くする原動力となる

285/右 仲村 颯悟(りゅうご)さん(20)
中央 宮里  柊(しゅう)さん(20)
左 金城 国大(くにひろ)さん(20)

 今月は、1月10日に行われた平成28年沖縄市成人式で、新成人を代表して抱負を発表した金城国大さんと仲村颯悟さん、宮里柊さんを紹介する。
 金城さんは社会人として勤めており、仲村さんと宮里さんは大学で勉学に励んでいる。
 新成人となり、大勢が見守る式典で大役を果たした3人に、これからの夢や想いについて聞いてみた。

仲村 颯悟さん 宮里 柊さん 金城 国大さん

新成人を代表して抱負発表の大役お疲れ様でした。現在の心境を一言どうぞ
金城 ミスをしてしまい、とても緊張しましたが、無事に大役が果たせて、今は「ホッ」としています。
仲村 リハーサルで練習を何度かできたので、思ったよりもあがらずに発表ができました。
宮里 はじめは緊張しましたが、舞台上ではスポットライトがあたり、観客席が見えなくて、途中から落ち着いて発表することができました。
成人としての実感は
金城 式典の日が近づくにつれ、段々と大人としての行動を意識するようになりました。僕は社会人として働いていますが、お客様や同じ職場の人たちと話す内容について、以前よりも考えて発言するようにしています。
仲村 これまでは大人が決めたことに何も考えず従ってきましたが、20歳になって大人の仲間入りし、色々なことが自由にできるようになった分、自分で判断をして、責任を持つ重さを感じています。
宮里 大人から意見を求められる時や、判断を委ねられる時に、私自身が大人として発言をしないといけないと感じます。
将来の夢は
金城 僕はこどもが好きで、機会があれば保育士の資格を取り、こども達の成長に携わる仕事をしたいです。
仲村 僕は、県外の大学に在籍しながら仲間達と映画を作っています。沖縄のことを世界に発信していきたいです。
宮里 沖縄県は貧困率が高いと聞いています。将来は貧困をなくす仕事に携わりたい。まだ漠然としていますが、何かブランドを立ち上げ、手助けできるような職業に就きたいです。
同じく成人を迎えた人たちへのメッセージは
金城 大人としての振る舞いができるようお互いに成長していきましょう。
仲村 今までは年上の方々に支えられてきましたが、これからは僕たちが支え、沖縄市や沖縄県の未来を築きあげていきましょう。
宮里 夢や希望を持ち、キラキラ輝き続け、周りの人に良い影響が与えられる存在に一緒になりましょう。
最後にひとこと
金城 後輩には、約束を守れる人になってくださいと伝えたいです。
仲村 今の僕たちが若いからこそ、今までにない新しい発見や気づきが見い出せたりすることがあるはずなので、温かく見守っていて欲しいです。
宮里 私は、20年間ずっと両親や地域の方々に支えられてきて、とても感謝しています。これからはフレッシュな私たちが周りの皆さんに良いエネルギーが与えられるように、一人ひとりが生活を楽しみ、沖縄市を盛り上げていきたいです。

―3人とも笑顔で快く答えてくれました。それぞれの夢に向かって頑張ってください。

戦後文化シアター 今月のヒストリート

 真っ白なアーケードに広い歩道、緑豊かな街路樹とその合間を縫う一方通行の車道。数ある県内の商店街でもひときわ個性的な景観を持つ「中央パークアベニュー」。平成27年で誕生から30周年を迎えました。
 米兵の行き交う「基地の街」として発展した「センター通り」ですが、本土復帰後の円高ドル安の影響もあり、街の賑わいは縮小傾向にありました。そんな中で打ち出されたのが「買物公園」という構想です。これは「基地の街」独特の雰囲気を活かしながらも、広い歩道とアーケードを設置して「散歩を楽しみながらショッピング」ができる街へイメージチェンジを図り、市民だけでなく県外・国外の観光客も呼び込んでいこうというものでした。さらにはアーケードの整備が進んだ一番街やサンシティと共に、一大ショッピング街の形成を目指していたのです。
 パークアベニュー誕生から30年、相次ぐ郊外型ショッピングセンターの進出の影響を受けながらも、私たちの街にはまだまだ隠れた魅力が少なくありません。現在、ヒストリートでは企画展「街を見る ― 一番街と中央パークアベニュー」を開催しています。この企画展と合わせて、改めてこの街の魅力を探してみてはいかがでしょうか。

中央パークアベニューの誕生(1985年)
中央パークアベニューの誕生(1985年)
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