上与那原選手が世界陸上で銀メダル

1500mでアジア記録も

 沖縄市名誉市民の上与那原寛和選手が、カタールの首都ドーハで10月22日から31日にかけて開催された、障がいを持つ選手達の陸上競技大会「IPC陸上競技世界選手権大会」で2個の銀メダルを獲得した。上与那原選手はT52クラスの3種目に出場し、10月26日の男子1500mと10月31日の男子400mで2位に入賞した。1500mでは3分49秒62のアジア新記録も樹立している。
 11月17日に、沖縄市役所の桑江市長を訪ねた上与那原選手は「支援していただいているみなさんに、私が表彰台を目指して頑張ることで、あきらめない気持ちを伝えられれば」と話し、桑江市長は「パラリンピックの出場も確実視されており、期待している。市民の期待を一身に受け、プレッシャーもあると思うが楽しみながら頑張って欲しい」と激励した。
 今大会の各種目で2位以内に入賞した選手は、日本陸上競技連盟より来年9月にブラジルのリオデジャネイロで開催されるパラリンピックへの出場が推薦され、国際陸上競技連盟に認定されることで出場が確定する。
 上与那原選手は平成12年に、交通事故で四肢麻痺となり、知人の勧めで平成15年にぎのわん車いすマラソンに初参加。以降、数々の大会に出場し、平成20年に北京パラリンピックのマラソンで銀メダル。平成26年には仁川アジア大会の800mで金メダルを獲得している。

上与那原選手と活躍を喜ぶ関係者ら
上与那原選手と活躍を喜ぶ関係者ら

比屋根FC新報児童オリンピック優勝

アジア大会でも健闘 3月には九州大会へ

 比屋根FCは8月16日と17日に県総合運動公園などで開催された第35回新報児童オリンピック少年サッカー大会に出場し、プレミアブロックで優勝した。大会は小学4年生以下で競われるもので、3月に熊本で開催される九州大会への出場権も獲得した。
 比屋根FCは地区予選の全試合を無失点で勝利し1位通過。県大会も相手に1点も与えないプレーで勝ち進み、決勝で宇栄原FCと対戦。両チーム譲らず1対1でPK戦にもつれ込んだ末、3対1で接戦を制した。
 また、12月5日と6日に韓国のソウルで開催された第1回大東初等学校校長杯・韓・日・中少年サッカー大会に主催者推薦で出場した。大会には韓国と中国の全国大会優勝チームが出場するなか、比屋根FCは健闘し、1勝2敗の成績を残した。

日々練習に励んでいる比屋根FCの選手たち
日々練習に励んでいる比屋根FCの選手たち

野球を通して親睦を深める

昭和45・48年生野球大会

 コザしんきんスタジアムで11月15日に第6回昭和45年生野球大会が開催された。大会には市内の出身中学校別(美里と宮里は合同チーム)に6チームが出場し、野球を楽しみながら親睦を深めた。同大会は野球を通して運動不足の解消を図り、同級生の連携・交流を深めることを目的に毎年開催されており、家族らの応援の中、和気あいあいと試合が行われ、今年は安慶田中チームが優勝した。大会では参加チームから寄付を集め、市内の中学校に贈っており、今回は創立20周年を迎えた沖縄東中に贈られた。また、11月29日には同スタジアムで第7回S48年生野球大会が開催され、こちらの大会には出身中学校別に7チームが参加した。優勝したのは越来中チームで、同大会でも寄付金が集められ、スポーツ振興の資金として市に寄付された。

同級生が集まり野球を通して親睦を深めた
同級生が集まり野球を通して親睦を深めた

元気ある学校づくりを考える

平成27年度 沖縄市 中学生フォーラム

 市内8中学校の生徒代表が学校や家庭、地域社会など、様々な問題について意見交換することで、生活を充実し向上させるための生徒会活動について考え、活性化することを目的に、平成27年度 沖縄市 中学生フォーラム(市教育委員会主催)が11月26日に沖縄市民会館中ホールで開催された。
 フォーラムには、約130人の生徒が参加し、テーマの「元気ある学校づくり ~専門委員会等の活動を通して~」について、各中学校が、スライドショーや演劇、ビデオ撮影した映像など、個性豊かな方法で発表した後、中学校ごとに別れての討議や討議内容の発表と質疑応答が行われた。最後に、中学生フォーラム実行委員長の沖縄東中学校 森田果南(かなん)さんがフォーラムで交わされた意見などを取りまとめた、フォーラム宣言を発表した。

各中学校に別れて討議する生徒たち
各中学校に別れて討議する生徒たち

広げよう 優しい心

市児童生徒作文入賞者表彰式

 平成27年度 沖縄市児童生徒作文入賞者表彰式(沖縄市民憲章推進協議会主催)が11月26日に沖縄市役所で開催された。
 式ではコンクールに応募した小学生の小さな親切運動作文と中学生の福祉体験作文の中から、最優秀賞にあたるハイビスカス賞とゆいまーる賞に選ばれた、小学生13人と中学生6人が表彰され、受賞者を代表して、山内小6年の神吉奏君と宮里中2年の山城愛美さんが受賞作を発表した。神吉君は『小さな親切』と題し、困っている人に手を差し伸べることが小さな親切で、人の心を豊かにする大きな力を持っていると語り、山城さんは『「肝心」~チムグクル~』と題し、チムグクルという黄金言葉(くがにことば)を理解して、当然のように実行できれば世の中は良くなると訴えた。コンクールには小学生450点、中学生286点の応募があった。

ハイビスカス賞(小学生)とゆいまーる賞(中学生)に選ばれた児童生徒
ハイビスカス賞(小学生)とゆいまーる賞(中学生)に選ばれた児童生徒

中学生が英語で発表

第24回 沖縄市中学校英語ストーリーコンテスト

 市内中学校の生徒23人が出場した、平成27年度 第24回 沖縄市中学校英語ストーリーコンテスト(市教育委員会主催)が11月25日に沖縄市民小劇場あしびなーで開催された。
 同コンテストは、国際化の進展に対応するため、英語のコミュニケーション能力育成や英語に対する興味と関心を高め、表現力や発表力を培うとともに、各中学校の生徒や英語担当教諭、外国語指導助手(ALT)の親睦と融和を図ることで、英語教育の進展を目的に実施されており、1年生と2年生は、物語を覚え、聴衆の前で語る「ストーリー・テリング」、3年生は、学校や家庭などの日常生活で思ったことや感じたことを話す「スピーチ」が行われた。
 また、ゲストスピーチとして、宮里中と沖縄東中で外国語指導助手(ALT)を務めるミッチェル・ホフマン氏が、感謝祭(Thanksgiving Day)についての話を披露した。
 各生徒の発表後に行われた審査の結果、最優秀賞には、ストーリー・テリングの1年生の部でグリム童話「カエルの王子様(The frog Prince)」を発表した町田 詠さん(安慶田中)、2年生の部で落語「まんじゅうこわい(I'm Afraid of Manju)」を発表した山城 愛美(まなみ)さん(宮里中)、スピーチで「ショートニングというキラー(Stop "Shortening" Your Life)」を発表した喜友名 月(つき)さん(宮里中)が受賞した。

英語での発表を披露した生徒と教諭
英語での発表を披露した生徒と教諭

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