兄弟・姉妹都紹市介

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姉妹都市提携の経緯

 アメリカの統治時代に沖縄の日本復帰を見据えていた美里村の中村哲二郎村長が、職員を本土に派遣し、行政事務を学ばせたいとの思いから愛知県庁を訪ね相談したところ、横須賀町(後に上野町と合併し東海市に)を紹介され、横須賀町の白羽清一町長に沖縄の事情を伝え、派遣の受け入れを申し出たところ快諾され、昭和42年に職員研修が実現した。昭和62年には沖縄市と東海市の中学生相互の親善交流がはじまり、その後、市青年団協議会によるエイサー交流も盛んに行われるようになり、文化や産業など様々な分野での交流が広がっていった。平成20年には「災害時における相互応援に関する協定」が締結され、翌年の平成21年11月20日に姉妹都市の提携が行われた。

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昭和2年に建立された聚楽園公園の大仏

まちの特徴

 東海市は愛知県の知多半島の西北端に位置する人口約11万人の都市で、臨海部には鉄鋼関係の企業が立ち並び、中部圏最大の鉄鋼基地として発展している。市内には鉄を材料にしたアートも多く見られる。また、フキの生産量が日本一で、東海市のフキはやわらかく香り高いことから全国でも人気がある。洋ランの栽培も盛んで、豊富な種類に加え、オリジナルの品種も生産されており、花の生産が全国一の愛知県の中でも有数の産地となっている。その他に、聚楽園公園の高さ18.79メートルの大仏も有名。

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長い交流が実を結び、平成21年に姉妹都市となった沖縄市と東海市

米沢市との交流

 毎年、東海市の中学2年生全員が沖縄で平和学習や海洋研修を行っており、その際には沖縄市の中学校を訪れ、交流 会を通して友情を育んでいる。
 夏に行われる東海まつり花火大会には、平成18年から沖縄市の青年会2団体が招待されており、エイサー演舞でまつりを盛り上げている。また、秋に開催される東海秋まつりは、産業まつり、文化祭、農業フェスティバル、消費者広場、インターナショナルデー、東海市観光物産プラザ、製鉄講演会場イベントを統合した産業・文化の一大イベントとなっており、産業まつり会場には沖縄市の物産も並び人気を集めている。

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オリジナル品種も多数開発されている東海市の洋ラン

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笑顔があふれる中学生の交流

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