すてきな仲間達 112

コザクラブJr.

ラグビーを通して心と身体を育む

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コザクラブJr. の元気なメンバーたち

 今回紹介するのは、小学生以下のこども達で構成されるラグビーチーム「コザクラブJr.」(仲地裕之監督)。
 同クラブはコザ高等学校ラグビー部のOBが中心となって活動しているコザクラブのメンバーが、どうすればコザ高等学校のラグビー部を強くできるか考えた結果、小学生の頃からラグビーに慣れ親しんでもらうことを思いつき、コザクラブのこども部門として、平成17年に設立した。現在、約20人のこども達が毎週土曜日に泡瀬の黒潮公園でコザクラブの指導のもと、ミニラグビーとタグラグビーの練習をしている。ミニラグビーは名称のとおり人数や時間、コートの大きさなどを通常のラグビーより縮小したもの。タグラグビーはタックルなどの接触プレーを禁止した安全重視の入門用ラグビーで、低学年はタグラグビー、高学年はミニラグビーをメインに練習している。
 コザクラブは美東中学校ラグビー部・沖縄東中学校ラグビー同好会・コザ高等学校ラグビー部の指導も行っている。こども達に『小学校から高校まで一貫してコザクラブの指導を受け、卒業後は自分達が習ってきたように、小中高生を指導してほしい』と考えており、この流れのサイクル化を目指している。また、仲地監督はラグビーの危険なイメージを払拭(ふっしょく)し県内に普及させたいと考えている。ラグビーのチームには安全な指導ができる「指導者資格」を持った監督またはコーチが必ず居るため、普段の練習や試合でも安全には十分に留意されており、ケガはほとんどないそうだ。
 練習で仲地監督はキャプテンだけを叱り、指導するようにしている。するとキャプテン は高学年を指導し、高学年は低学年を指導するようになるのだそうだ。仲地監督はこの指導方法により、きずなが生まれると考えており、実際にこども達と接している中で、つながりを感じていると話す。仲地監督をはじめコザクラブの指導の甲斐もあってコザクラブJr.は昨年、ミニラグビーの九州大会で見事優勝した。また、一期生のメンバーの中にはコザ高校に進学し、全国高等学校ラグビーフットボール大会(通称『花園』)に出場した生徒もいる。今後もコザクラブJr.とその卒業生の活躍に期待できそうだ。

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元気に走り回るこども達

コザクラブJr.ではメンバー募集中。興味のある方はお問い合わせください。

電話/090-3075-4065(仲地)
対象/小学生以下(性別不問)
日時/毎週土曜日 午後2時〜4時
会費/ 年間5,000円(登録料・保険料等)
※同一家族で2人目からは2,500円

職人のWAZA vol.87

 今回は、沖縄市美里にある松田ギターチタンの松田祐信(ゆうしん)さんにお話を伺いました。
 ギターを習っていた松田さんは、より良い音のギターで演奏したいとの思いから、200本にもおよぶギターを買って試したそうです。しかし納得のいく物がなかったので、自分でギターの表面板をアルミや真鍮(しんちゅう)、ステンレスなどの素材に張り替えて試し、最終的にたどり着いたのが「チタン」でした。
 チタンギターは、素材をチタンにしただけでなく、独自の研究で特許を取得した「表面 板の振動促進構造」を採用しています。この構造により、ギター内で音が増幅されるため、まるでマイクを通したかのように響きます。
 「これはギターの革命だと思っています。これからどんどん販路を拡大して広めていきたいです」と松田さんは話しています。
 このチタンギターは、事業所もしくは沖縄市中央にある「工芸館ふんどぅ」でも展示販売されています。ぜひ一度、音色を聴いてみてください♪

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事業所名:松田ギター チタン
職  種:ギター製造
代 表 者:松田 祐信(ゆうしん)

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住所:沖縄市美里5-23-15
TEL:098-937-8524

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