すてきな仲間達 103

古典音楽について学び腕を磨く

・宮里サンシンサークル・

宮里サンシンサークルのメンバー
▲宮里サンシンサークルのメンバー

宮里サンシンサークルの練習風景
▲宮里サンシンサークルの練習風景

心地よい三線の音色にゆったりとした歌声を載せ、美しいハーモニーを響かせる。今回は毎週火曜日に三線好きが宮里公民館に集まり、琉球古典音楽の勉強と三線の練習に励んでいる宮里サンシンサークル(香村定男会長)を紹介する。

宮里地域には以前、サークルが少なかったため、三線を趣味にしていた香村会長が地域の三線経験者にサークルの立ち上げを持ちかけ、メンバーを募集し平成十六年に宮里サンシンサークルが結成された。その後、同サークルの活発な活動に刺激され、宮里地域には住民が様々な趣味を楽しめるよう色々なサークルが作られていった。宮里サンシンサークルのメンバーのほとんどが入会時は素人で、三線をさわったこともない方たちだった。しかし、香村会長や熟練メンバーの熱心な指導を受け、今では地域の催しがある度に出演の依頼が来るほど腕を上げている。取材をしている最中にも自治会長から敬老会で演奏して欲しいと依頼があり、香村会長は「みんな頑張っていて引っ張りだこだよ」と笑っていた。

香村会長は宮里サンシンサークルについて「ひとつのことに打ち込むことの楽しさを味わえ、三線を通じて仲間同士の絆を深めることができる愉快なサークルである」と話す。サークル活動の日である毎週火曜日の練習時間は、休憩もわずかしか取らず二時間みっちり稽古に打ち込んでいる。メンバー達は「練習は充実しており、あっという間に時間が過ぎる」「退職後に三線をやりたいと考えていた。今では毎週、練習日を楽しみにしている」「三線はまったくの素人だったが、会長達のおかげで弾けるようになった。仲間とのふれ合いも楽しみの一つ」とサークルの魅力を話す。皆、和気あいあいと楽しく三線の練習をしているが、メンバー達の使い込まれた工工四(楽譜)からは一生懸命取り組んでいる様子が伺える。

現在、敬老会や新年会等、地域の催しで演奏し貢献している宮里サンシンサークル。香村会長にサークルの今後の目標を尋ねると「もっと腕を磨き、メンバーがコンクールに出場して新人賞を取ることが夢」と話してくれた。

職人のWAZA Vol.78

新里 修一
事業所名:合名会社 新里酒造
職種:製造業
代表者:新里 修一

コーヒースピリッツ
住所:沖縄市古謝864-1
電話:098-939-5050
URL:http://www.shinzato-shuzo.co.jp/

〜沖縄市ブランド紹介コーナー〜(3)
商品名【コーヒースピリッツ】

沖縄市のトップブランドとして商品を認定する制度「コザスター」に昨年、新里酒造が製造しているコーヒースピリッツが認定されました。今回はその新里酒造の新里洋二さんにお話しを伺いました。

コーヒースピリッツは、当時、泡盛のコーヒー割りが流行っており、ニーズがとても多かったので、それなら最初から泡盛とコーヒーをブレンドさせた商品を作ろうと考えたことがきっかけで開発されたそうです。他のメーカーでも類似品はありましたが、低アルコールで甘い商品だったので、新里酒造ではブラックコーヒー割りでアルコール度数を高くし、しっかりしたお酒として玄人向けに製造したそうです。また、珈琲豆は地元のヨシモトコーヒーの製品を使用しています。沖縄の泡盛とアメリカのコーヒーという、文化をブレンドした沖縄市らしい商品となっています。

珈琲の甘い香りが楽しめ、泡盛の苦手な方にもオススメです。ぜひ、飲んでみてください♪