「生き抜く力」を育む

森本 晋也さん講演会

体験談も交えた講演に聴衆は真剣に耳を傾けた
▲体験談も交えた講演に聴衆は真剣に耳を傾けた

徹底した防災教育に取り組んできた岩手県釜石市の鵜住居(うのすまい)小学校と釜石東中学校は、東日本大震災の津波による犠牲者を一人も出さず、「釜石の奇跡」と呼ばれた。その釜石市の防災教育プログラム作成に携わった岩手県教育委員会事務局の森本晋也さんを招き、「『生き抜く力』を育む防災教育」と題した講演が、八月二十四日に沖縄市民会館大ホールで行われた。講演会には児童・生徒の保護者だけでなく、市内幼稚園や小・中学校の教員が多数参加した。

講演では釜石市の取り組みが紹介され、子どもたち一人ひとりが「自分の命は自分で守ること」、「自分が地域の一員という意識を持つこと」、「防災文化を受け継いでいくこと」を理解することが防災教育の目的であり、また防災教育を通じて主体的な子どもを育てることが大事だと語った。

要援護者の避難方法を学ぶ

災害時要援護者避難支援 ワークショップ

即席担架を作り、要援護者を運ぶ訓練を行った
▲即席担架を作り、要援護者を運ぶ訓練を行った

災害時要援護者避難支援事業とは、高齢者や障がい者など、災害時に一人で避難することが困難な方々を支援し、安否の確認を行う事業。その第一回ワークショップが八月十七日に沖縄市福祉文化プラザで開催された。

ワークショップでは、布団やシーツを利用し即席の担架を作って、寝たきりで避難できない人を運ぶ訓練や、車イス利用者を避難させる訓練が行われ、参加者は緊急時における要援護者の移動方法を学んだ。

その他、災害時の避難先や非常持ち出し品の説明も行われ、参加者は「大変ためになる講習会だった。地域と学校が連携して、自主防災活動を広めていきたい」と感想を話した。また、「次回は視覚障がい者向けの避難支援訓練もしてほしい」と次回のワークショップへ向けた積極的な意見も挙がった。

自慢の家畜を披露

第三十八回 沖縄市畜産共進会

家畜の審査や表彰を通じて、畜産経営の発展や家畜の改良に貢献するとともに、市民に畜産業をアピールすることを目的として、第三十八回沖縄市畜産共進会が、九月七日に沖縄市農民研修センター前広場で開催された。共進会には、市内の畜産農家が育成した肉用牛・乳用牛・山羊など合計五十八頭が出品され、品質が審査された。審査の結果、四部門で計十三頭の家畜が優等賞を受賞した。

また会場には、たんぽぽ保育園・登川みらい保育園・すみれっ子保育園の児童が訪れ、家畜とふれあった。山羊に乗せてもらったり、乳牛に触れたり、アグー豚の子豚にエサをあげたりと、普段できない体験に児童は興味しんしん、大喜びだった。山羊に乗った児童は「初めてだけど、怖くなかった。楽しかった」と感想を話した。保育園の先生は「鳥インフルエンザの影響やアレルギーのことを考えると、園内で家畜を飼うことができないため、家畜と触れ合う機会として共進会には毎年訪れている。子どもたちの中から、将来の後継者が出てきたらいいですね」と語った。

初めて山羊に乗ったよ
▲初めて山羊に乗ったよ

恐る恐る牛に触れる園児
▲恐る恐る牛に触れる園児

九月十日は下水道の日

市役所ロビーで展示等行われる

「下水道 お水がいってる またくるね」を標語に九月十日から十四日までの五日間、下水道に対する理解と関心を深め、下水道事業への協力を得ることを目的に、沖縄市役所一階ロビーで「下水道の日」の催しが行われた。

毎年九月十日は下水道の日となっており、下水道の普及と活用を促進するための各種行事が全国で展開されている。期間中、沖縄市役所一階ロビーでは、排水設備の仕組みの模型やマンホール蓋、下水道管内部の写真や下水道接続の推進と工事に関する資料等の展示、下水道に関する相談窓口や下水道施設の役割・維持管理に関するパネルの設置、下水処理の説明やこどもの国近くの調整池施設の紹介ビデオの放映、下水処理で出る汚泥を利用した有機肥料や下水道に関するパンフレット等の配布が行われた。来場者は普段見る機会の少ない下水道施設の写真や資料に興味深そうに見入っていた。また、エイサーを活かしたまちづくりにより沖縄市を全国・世界に発信しようと、胡屋十字路等の中心市街地を皮切りに設置を検討しているエイサーデザインのマンホール蓋に関するアンケートも実施され、候補のデザインも展示された。沖縄市の下水道整備状況は県平均の67.1%を大きく上回る95.7%となっており、さらなる推進を図っている。

初めて山羊に乗ったよ
▲下水道の日の様子

恐る恐る牛に触れる園児
▲展示されたエイサーデザインマンホール蓋の候補

毎日ライブが楽しめる街ゴヤへGO〜ya!

森本 晋也さん講演会

「音楽のまち」である我が沖縄市で音楽をもっと楽しんでもらおうと、市内のライブハウスを中心に結成された「ライブハウス連絡協議会」が、新しいイベントに取り組んでいます。

10月から、ゴヤのライブハウス数カ所で、いろいろなジャンルのライブをチャージ料なしで毎日行います。週末には、人気ミュージシャンのライブが無料で聞ける上に、スタンプを集めて素敵なグッズがGETできる「ライブハウスサーキット」も開催します。ライブチャージ無料のお得なプランになっていますのでぜひこの機会に市内のライブハウスにお越しください。

無料ライブ開催の店舗情報はTSUTAYAで配布しているフリーペーパーまたはホームページで。
http://www.kozalives.com

東日本大震災に係る義援金寄付団体【敬称略】

小渡 嘉常(八月七日)、与義自治会(八月八日)。

被災地へのご支援、誠にありがとうございます。

食生活をふりかえる秋

沖縄市健康づくりキャラクター おきはくん
▲沖縄市健康づくりキャラクター おきはくん

秋にもいろいろありますが、皆さんはどんな秋を計画中ですか?

秋の味覚のおいしい食べ物がたくさん出てくるこの時期、「食事には気をつけているよ」という人はもちろん、「暴飲暴食しちゃって…」という人も、十月は「食生活改善普及月間」となっているので、この機会に「食生活をふりかえる秋」も一緒に計画してみてはいかがですか?

「いつもの食生活」をふりかえることで、意外な発見があるかもしれません。良い面なら「継続」、悪い面なら「見直し・改善」をし、自分の体をいたわることが長生きする秘訣の一つです♥

もちろん、単なる長生きではなく、健康で長生きすることが一番ですよね!それには、@健康診断の結果と合わせて生活習慣をふりかえるAその対策を考えることが効果的です。

健康診断の結果と共に、いつもの食生活をふりかえる。そして、秋の味覚も味わう!ぜひ有意義な秋にして下さいね♪

沖縄市食育推進会議事務局 【市民健康課 内線2241】