話題

五穀豊穣と地域の繁栄を願う

胡屋・仲宗根共有会獅子舞道じゅねー

毎年旧暦の七月十七日に行われている胡屋・仲宗根共有会の伝統行事「獅子舞道じゅねー」が九月三日に同地域で行われた。

胡屋う神屋を出発した獅子は、大勢の区民を引き連れ三線や太鼓、鉦、ホラ貝を鳴り響かせながら胡屋・仲宗根地域を練り歩いた。獅子の行く先々では、その姿を一目見ようと多くの観客が集まり、獅子が勇ましく練り歩く様子やパフォーマンスを楽しんだ。胡屋・仲宗根共有会の獅子舞は百六十年の歴史がある伝統芸能で、悪霊を祓い、世果報を招き、五穀豊穣と地域の繁栄をもたらすと言われている。

突然駆け寄る獅子に観客はびっくり
▲突然駆け寄る獅子に観客はびっくり

市役所で無縁仏を迎える

旧盆行事に南米の研修生も参加

沖縄市役所内にある仏壇で、8月30日から9月1日にかけて、旧盆行事の「ウンケー」「ウークイ」が行われた。一般の家庭と同じように、仏壇に御馳走を供え、手を合わせて、市納骨堂に収められた1157柱の無縁仏の冥福を祈った。今回は、島袋副市長や市職員のほか、南米のペルー、アルゼンチン、ブラジルから沖縄の文化を学びに来ている研修生も参加した。研修生の高江洲・ヘシキ・ジュリア・さおりさんは「ペルーでも、お盆には家族が集まり、仏壇にお供えをし、トートーメ―に手を合せているが、ウチカビ(紙銭)を燃やすのは初めてだ」と興味深そうに語っていた。

南米からの研修生も交えて仏壇に手を合わせた
▲南米からの研修生も交えて仏壇に手を合わせた

地域のため土地を寄附

無償土地譲渡契約調印式

伊良波スエさんより地域の子どもや親子のために活用して欲しいと古謝にある土地の寄附の申し出があり、八月二十四日、沖縄市役所で無償土地譲渡契約調印式が行われた。

伊良波さんは「地域のこどもたちが家の前でキャッチボールをしているのを見かける。土地は古謝の中心に位置し、公園や広場として有効に使えると思うので、良い活用法を市で検討して欲しい」と話し、東門市長は「貴重な財産を頂き感謝する。伊良波さんの心をしっかり受け止め地域のため、こどもたちのため、有効に活用させていただきたい」とお礼を述べた。

地域のため土地を寄付した伊良波スエさん(前列左から二人目)
▲地域のため土地を寄付した伊良波スエさん(前列左から二人目)

絵ハガキ作りを楽しむ

中央公民館がんじゅう学級

健康で生きがいのある日々を過ごしてもらおうと『平成24年度がんじゅう学級』が開設され、講座の一つである「絵ハガキ作り」が9月12日に沖縄市福祉文化プラザで行われた。「絵ハガキ作り」講座では絵筆ではなく半分に切った台所用スポンジを利用。ハガキの上に重ねた型紙の上から絵の具を染み込ませたスポンジを軽くはたいて、飲み物の入ったグラスの絵を描いた。参加者からは「数十年前の小学生のころに戻った気分だ」、「不器用な私でも作れた」、「来年の年賀状を作るのが楽しみだ」という声があがり、講座の盛況ぶりがうかがえた。

童心に返って、楽しむ参加者
▲童心に返って、楽しむ参加者