すてきな仲間達 100

琉球舞踊の良さを普及

・子ども琉舞教室・

子ども琉舞教室のメンバー、保護者と宮城先生
▲子ども琉舞教室のメンバー、保護者と宮城先生

宮城先生の指導を受けるこども達
▲宮城先生の指導を受けるこども達

今回は照屋公民館で宮城清美先生のもと子ども達がにぎやかに琉球舞踊の稽古をしている「子ども琉舞教室」を紹介する。同教室は琉球舞踊を習う子どもが減ってきていると感じていた宮城先生が、現代の子ども達は色々な習い事をしていて忙しいが、公民館で週に一度くらいのペースなら出来るのではないかと考え、昨年十一月から始めた。結成二か月の今年一月には早くも照屋自治会の新年会で踊りを披露。子ども達は吸収が良いため上達が早く、七月の納涼まつりではさらにレベルアップした踊りを披露した。

現在のメンバーは幼稚園児から小学校六年生までの六人。幅広い年齢だがまとまっており楽しく稽古している。宮城先生は「踊っている時の真剣な顔や、週一回の練習だがみるみる成長し、踊りが出来上がっていく様子を見るとやりがいを感じる。子どもに教える事で元気とパワーをもらえる」と話す。宮城先生が琉球舞踊を始めたのも子どもの頃だが、その良さに心を奪われ、その後、色々な習い事をしたが、琉球舞踊だけは何があってもやめなかったそうだ。琉球舞踊の曲には楽しい歌や悲しい歌等様々なものがあるが歌詞を踊りで表現しているものが多い。現在同教室では『谷茶前ぬ浜』『かぎやで風』『海ぬちんぼーらぐわぁ』の三曲を稽古している。子ども達には『かぎやで風』のゆったりとした動きが難しいようだ。繰り返し稽古をしているが、何度も続けるのではなく、他の曲に変えたり、休憩をはさんだりする事で子ども達の集中力が切れないよう配慮している。宮城先生に今後の子ども琉舞教室の目標を尋ねると「大会への出場や老人ホーム等の慰問も行いたい。人を喜ばせたいと思う気持ちや表現力を伸ばし、踊りを見てくれる人を楽しませられるこども達に育てていきたい」と語った。

●子ども琉舞教室ではメンバー募集中。現在メンバーは女の子のみだが男の子も歓迎。
連絡先/照屋公民館(098‐937‐4470)または宮城清美(098‐937‐3359)
日 時/毎週水曜日午後四時三〇分〜六時三〇分
場 所/照屋公民館
会 費/月二千百円

職人のWAZA Vol.75

桑江 哲
事業所名:島人ファクトリー
職種:製造業
代表者:桑江 哲

島人ファクトリー
住所:沖縄市中央3-15-6
電話:098-911-2963

今回は、沖縄市中央パークアベニューにあるNPO法人エンジェル工房中央作業所「島人ファクトリー」の桑江哲さんにお話を伺いました。

島人ファクトリーは、今年3月に設立された県内でも珍しい、ものづくりに特化した福祉作業所です。障がいを持っているが、表現やものづくりに秀でた能力のある人々を作業員として雇用しており、障がいを持った人たちの就労支援と技術向上を目的に、日々ものづくりに励んでいます。作業所ではオリジナルTシャツや、お土産ストラップなど、主に地元に密着した製品を製作しているほか、観光協会からの受注で、沖縄市のエイサーキャラクター「エイ坊」の街灯人形や着ぐるみも製作しています。今後の目標は、次々と色々なものを造り、発表会なども行い、障がいのある人が活躍できるような工房をより拡大することだそうです。

これから、あちらこちらで島人ファクトリーの製品にお目にかかるのが楽しみですね♪