健やかな成長を願う

―こいのぼり掲揚式―

 子どもたちが健やかに育つことを願って、四月十九日に市役所市民広場でこいのぼり掲揚式が行われた。式には越来保育所、海の子保育園、すみれっこ保育園、ひやごん保育園、かりゆし保育園の園児八十四人が参加した。参加者は「こいのぼりの歌」を歌いながらロープを引き、こいのぼりを掲げた。また、中学生・高校生によるウチナーグチでの紙芝居が滑稽な演技も交えて披露され、園児も大人も大いに笑った。その他、園児たちの元気な「マルマルモリモリダンス」も披露された。最後に風車の付いた小さなこいのぼりとお菓子がプレゼントされ、園児たちは大喜び。手にした風車が勢いよく回る様子に大はしゃぎだった。
 毎年五月五日の「こどもの日」から一週間は「児童福祉週間」となっており、児童福祉の理念の普及や啓発活動が行われている。市役所ではその期間に合わせて、こいのぼりを掲揚している。今年は東日本大震災からの復興の願いを込めて、「がんばろう!日本」と書かれた吹き流しも掲げられ

みんなで力を合わせて、こいのぼりを掲げた 風に吹かれて風車は勢いよく回った
▲みんなで力を合わせて、こいのぼりを掲げた ▲風に吹かれて風車は勢いよく回った

農業を支え、絆を深める

第5回JAおきなわ美里支店農協まつり

子どもたちの可愛らしい民謡ショーは観客を和ませた
▲子どもたちの可愛らしい民謡ショーは観客を和ませた

 第五回JAおきなわ美里支店農協まつりが、四月二十一、二十二日の二日間、沖縄市農民研修センターで行われた。
 センター広場では、ピーマン・とうもろこし・大根等の野菜の即売、山城牛・蜂蜜の販売、黒糖づくりの実演と販売が行われた他、沖縄そば・山羊汁などの販売や農業資材の展示も行われた。また、ポップコーンの無料配布もあり、子どもたちを喜ばせた。舞台では、JAおきなわ女性部による踊りや民謡ショー、着物の着つけショー、子どもたちによるエイサー、空手の演武など様々な出し物が披露され観客は大いに楽しんだ。その他、野菜を使った生け花や漬物などの展示、花の苗の無料配布も行われ、苗の配布には長蛇の列ができた。当日は小雨が降っていたにも関わらず、多くの家族連れが参加し、まつりを楽しんだ。

中心市街地活性化に一役

中心市街地循環バス安全祈願出発式

さわやかな青空のもとテープカットを行う関係者達
▲さわやかな青空のもとテープカットを行う関係者達

 平成二十四年度沖縄市中心市街地循環バスの安全祈願出発式が四月十七日に沖縄市役所市庁舎前線広場で行われた。
 バスは中心市街地の回遊性・生活利便性・付加価値の向上を目的に、中心拠点となる胡屋地区とコザ運動公園、市民会館、こどもの国、ミュージックタウンを結ぶコミュニティバスとして市と国の補助金で運行している。現在バスは事業化に向け実証実験中で、運賃は無料だが、八月と九月の二か月間は有料化実証実験を予定している。(一回の乗車につき一律百円を想定、小学生以下は無料)。また、コザ十字路付近と胡屋地区を結ぶ新規ルートも検討している。平成二十三年度の延べ乗車人数は七万五千六百七十六人で一日平均乗車人数は二百七人。平成二十二年度と比べると一か月あたり七百二十一人の増となっている。

手をあげて、右見て左見てまた右

新一年生交通安全教室

 新一年生と幼稚園児を対象にした交通安全教室が四月二十三日より市内十六の小学校で実施された。
 五月十日に行われた美里小学校の交通安全教室では、新一年生四クラス百十四人、幼稚園児百三十七人とその父兄が参加して行われた。
 交通安全教室では、沖縄市交通安全母の会より新一年生全員に手作りのエイサー太鼓のお守りがプレゼントされた。また、沖縄警察署と交通安全協会より紙芝居と絵本もプレゼントされた。
 こども達は警察官から正しい横断歩道の渡り方を習い、元気いっぱい右手をあげて、右を見て左を見て、もう一度右を見る安全確認を練習しながら横断歩道を渡った。幼稚園児は父兄と一緒に安全確認しながら渡る練習をした。

沖縄警察署と交通安全協会より紙芝居と絵本がプレゼントされた 右手をあげて元気よく渡った
▲沖縄警察署と交通安全協会より紙芝居と絵本がプレゼントされた ▲右手をあげて元気よく渡った

暑い夏をおしゃれに乗り切ろう
沖縄市ブランドのサマーウェアがずらり

第21回 OFTサマーウェア展示発表会

展示された新作のサマーウェアを興味深げに見る来所者
▲展示された新作のサマーウェアを興味深げに見る来所者

 沖縄市ファッションタウン推進協議会(通称:OFT/今薗トヨ子会長)主催の第二十一回サマーウェア展示発表会が四月十六日と十七日の二日間、市役所市民ロビーで開催された。展示会は、市民のものづくりに対する理解や関心を高め、沖縄市のファッション産業の普及・啓発を図ることを目的に毎年開催されている。今年は新作のサマーウェアと、最近人気の高い琉球舞踊の稽古着も展示された。また、ミシンを使いポケットティッシュケース作りを行う体験コーナーも初めて設けられた。
OFTサマーウェアは、六月十二日〜十七日の期間にプラザハウスショッピングセンターでの展示販売も予定されている。

スマホを使って避難対策

高原自主防災組織

雨の中、実際にスマートフォンを片手に避難経路を歩いた。
▲雨の中、実際にスマートフォンを片手に避難経路を歩いた。

 高原自主防災組織(平安座朝信会長)が四月二十八日、スマートフォンを使った避難場所までの時間や経路の測定実験を行った。
 実験は、地理情報システム(GIS)の活用方法を研究する琉球大学非常勤講師、渡邊康志氏の指示のもと進められ、スマートフォンに、歩いた距離や時間、標高などを記録し地図上に表示できる無料のアプリをダウンロードし、実際に避難経路を歩いた。スマートフォンに記録されたデータはパソコンとの連動により、パソコン画面上で確認することができる。また危険個所を写真で撮り、メモとして残すこともできる。
 渡邊氏は「災害時にはIT機器が使用できなくなる可能性もあるため、頼りすぎるのは危ういとの声もあるが、住民自身が作り上げていく過程に意味がある」と語った。