海抜表示板掲示

防災意識の啓発を図る

信号柱に表示板を設置する(左から)東門市長、安村署長、仲宗根議長
▲信号柱に表示板を設置する(左から)東門市長、安村署長、仲宗根議長

 市は地域住民の防災意識の啓発を図ることを目的に二月六日、市道高原泡瀬線の信号柱に海抜表示板を掲示した。県が示す「海抜表示等に係るガイドライン」に基づいた表示板の掲示は初めて。

 掲示式には東門市長や沖縄警察署の安村署長、市議会の仲宗根議長、自治会長らが出席し、海抜2mの表示板を信号柱にくくりつけた。東門市長は「災害発生時に迅速な対応をするには、日頃の備えと協力体制の整備が重要。関係者の協力に感謝する」とあいさつした。

 今後、市は海抜の低い東部地域の信号柱や電柱など二百か所に、順次表示板を掲示していく予定。

更正保護女性会表彰

青少年の健全育成に尽力

青少年のため日々奮闘する女性達
▲青少年のため日々奮闘する女性達

 沖縄県更正保護功労者顕彰式典が、昨年十一月二十九日に沖縄ハーバービューホテルで行われ沖縄市更正保護女性会の会員十二人が表彰された。受賞者らは一月二十三日、沖縄市役所を訪れ島袋副市長に報告を行い歓談した。島袋副市長は「皆様の活動がこども達の更正につながっており、今回はそれが評価されたと思う。皆様のこれまでの活動に感謝する。今後とも頑張っていただきたい」とねぎらった。沖縄市更正保護女性会は犯罪予防活動や保護観察対象者の改善更正への協力、青少年の健全育成、子育て支援等を行っている。

制作途中の勾玉が出土

越来グスク発掘現場説明会

越来グスクの発掘現場
▲越来グスクの発掘現場

 越来グスクの発掘現場説明会が一月二十二日、城前町の発掘現場で行われた。

 今回の発掘調査は平成二十三年八月より行われており、十二〜十五世紀代の陶磁器や貝、獣骨、土器などが見つかっている。説明会では発掘現場で出土状況の説明がされたほか、勾玉や鏡、陶器類や土器等の出土品が公開された。越来グスクはコザ十字路の北西約二百メートルの場所にあり尚泰久や尚宣威、鬼大城(大城賢雄)が居城していたと伝えられている。越来グスクの発掘調査は今回で三回目。平成二十二年度の発掘調査では七体の人骨が見つかっている。

市民との協働による持続可能な自治体経営を

沖縄市行政改革推進委員会より答申

島袋副市長へ大城郁寛会長(右)より答申が手渡された
▲島袋副市長へ大城郁寛会長(右)より答申が手渡された

 去年の十一月二十五日に東門市長より諮問していた「第4次沖縄市行政改革大綱(案)」が四回の審議を経て一月二十四日、沖縄市行政改革推進委員会より答申された。「第4次沖縄市行政改革大綱」は、市民との協働による持続可能な自治体経営を改革の目標に掲げ、「市民との協働による行政経営の推進」、「社会環境の変化に対応する行政体制の確立」、「持続可能な安定した財政基盤の確立」の基本方針に基づく、改革の主要項目の内容が提案された。答申を受け取った島袋副市長は、「市民との協働によるまちづくりや、職員自身の経営改革意識が重要である。まだまだこれから改善していかなければ」と話した。