まちの景観を考える

景観まちづくりシンポジウム開催

パネルディスカッションの様子
▲パネルディスカッションの様子

 コザ・ミュージックタウン音市場で二月五日、地域住民や事業者に景観計画について知識を深め、関心を持ってもらおうと「沖縄市景観まちづくりシンポジウム」(沖縄市主催)が開催され約百八十人が参加した。

 第一部では景観法に基づく景観計画策定のこれまでの経緯や今後のスケジュールについて説明され、第二部では琉球大学工学部教授の小倉暢之氏の「沖縄のモダニズム建築と景観」と題した基調講演が行われ、世界の有名な建築家の建造物や沖縄市の街並みが解説された。第三部では琉球大学名誉教授池田孝之氏を進行役に、基調講演をした小倉氏、コザインフォメーションセンターチーフディレクター鈴木雅子氏、沖縄県広告美術協同組合顧問大城貞夫氏、沖縄市役所総務部市史編集担当主幹恩河によるパネルディスカッションが行われた。また、若手ロックグル―プ4head hi-fi stereoのライブも披露された。

災害に備え訓練 高原小津波避難訓練実施

高台を目指し避難する児童
▲高台を目指し避難する児童

 高原小学校及び高原幼稚園で二月一日、津波災害防災訓練が実施された。訓練は災害時に落ち着いて避難する事、地震や津波に対する知識を高め的確に対処する態度を養う事、緊急時の対応と市災害本部との連携を図る事を目的としており、災害を『沖縄本島南西沖を震源にマグニチュード8.0の地震が発生。6mの大津波予想警報が発令され、六
十分後に到達』と想定。消防本部や警察署、自主防災組織などが協力し、児童は学校防災計画に基づいた避難ルートで一時避難場所に避難した。避難後は実施状況報告会が行われ、長田校長は「災害が起こった時は校内放送や防災無線を良く聞き正しい判断をすること。これからも真剣に訓練し自分の命を守れる子どもになりましょう」と話した。

こども達が好演

コザベンチャーリレイション

 沖縄市民小劇場あしびなーで二月十一日、「コザベンチャーリレイション」(沖縄市主催、NPOコザまち社中制作)が公演された。

 「コザベンチャーリレイション」は沖縄市八重島の洞窟を舞台にしたオリジナルのミステリアスアドベンチャー。家族、親戚と墓参りに来たこども達が墓の近くの八重島の森に遊びに行き、その内一人が突然姿を消してしまう。いなくなった子を探すうち謎の声に導かれ、たどり着いた不思議な洞窟で大きな出来事に巻き込まれていく物語。物語は沖縄市の歴史上の人物が登場するほか、笑いも盛り込まれており観客を引き込んだ。出演したこども達は、ほとんどが素人だったが、積み重ねた稽古の成果で一時間を越える舞台を見事に演じきった。同公演は平成二十二年にスタートした「コザ子どもエンターテイメントショー創出事業」の最終公演で、演劇や歌、ダンスなど二年間のワークショップの集大成として発表された。

こども達の迫真の演技
▲こども達の迫真の演技

舞台上で繰り広げられる歌やダンス
▲舞台上で繰り広げられる歌やダンス