すてきな仲間達 92

読み聞かせでこどもと絵本をつなぐ

・沖縄市立図書館ボランティア「ゆいゆい」・

沖縄市立図書館ボランティア「ゆいゆい」のメンバー
▲沖縄市立図書館ボランティア「ゆいゆい」のメンバー

こどもの国チルドレンズセンターでの読み聞かせの様子
▲こどもの国チルドレンズセンターでの読み聞かせの様子

 絵本の読み聞かせや紙しばい、ペープサート、エプロンシアター、パネルシアター等バラエティーに富んだ活動を精力的に行っている沖縄市立図書館ボランティア「ゆいゆい」(稲嶺悦子代表)。「ゆいゆい」は、沖縄市立図書館の定例おはなし会やこどもの国チルドレンズセンターで行われている「まえしろえいことそのなかまたち」での読み聞かせ、ブックフェスティバルへの参加のほか、0歳児に絵本のプレゼントと読み聞かせを行うブックスタートの支援も行っている。メンバー達は熱心でそれぞれの地域の保育園や幼稚園、小学校、中学校等さまざまな場所で活発に活動している。メンバーはこどもたちに読み聞かせる事で絵本の世界を一緒に楽しんでおり、こどもたちにもそれが伝わっているようだ。「ゆいゆい」では読み聞かせを行っても絵本の感想は求めない。感じる事は人それぞれだからだ。稲嶺代表は「読み聞かせでのこどもたちの反応が嬉しい。一度参加したこどもたちはどこで会っても声をかけてくれる。ブックスタートではお母さん達に『ありがとう』と言ってもらえ、こどもに読み聞かせをしていると聞くと嬉しくなり、やっていて良かったと感じる」と話す。「ゆいゆい」は平成十三年に図書館ボランティアとして結成。当初、ボランティア名はなかったが、平成十八年、「ゆいまーるの心」にちなみ、お互いが助け合いの気持ちを大切にし、こどもと本を結びつけ、より良い読書環境づくりに努めるという思いを込めて、「ゆいゆい」と名づけた。「ゆいゆい」ではこれまで、「くすぬち平和文化館」の真栄城栄子さんが開く勉強会への参加や読み聞かせ講座の受講、昔話、民話、しまくとぅば、わらべうた、大型ペープサート・手袋人形の制作等を勉強し知識を深めてきた。現在は若い世代に学んできた事を伝えている。「『ゆいゆい』での活動は自分磨き。私自身、読書は苦手だが絵本なら読める。読む事で考えさせられる事、学ぶ事はたくさんある。図書館の協力にも感謝している。『ゆいゆい』に一人でも多くの人が参加してほしい」と稲嶺代表は「ゆいゆい」への思いを話した。

職人のWAZA Vol.67

タイガーエンブ
事業所名:カレットワールド
職 種:廃プラスチックリサイクル
代表者:下地 福利

タイガーエンブ
住所 沖縄市松本5‐12‐2
コザゲートアパートメント3F
TEL/FAX 098‐939‐6613
URL: http://culletworld.co.jp

【リサイクルを活用したものづくり】

 社名にも使われている「カレット」とは空き瓶をリサイクルし、デザイン舗装等の原料として再生処理した粒の事で、ガラスの原料と混ぜ合わせる事で新しいガラス資源ができる。カレットワールドではガラスのリサイクルによるガラス資源の製造を行っており、カレットを使用した表札等の製作にも取り組んでいる。

 最近ではサンドブラスト技術が、お祝いごとでの贈答品や記念品に活用され好評だ。サンドブラストとはガラスに研磨剤を吹き付けて装飾する技術で、瓶に名前や記念日を刻む事や、干支の絵など細かい装飾を施すことも可能だ。カレットワールドでは、より幅広いガラスの活用を模索し機械を導入した結果、サンドブラストが可能となった。しかし、主な事業は廃プラスチックリサイクルの為、このサービスを知らない人も多いようだ。サンドブラストの注文は酒造メーカーや設計事務所からの紹介で入るのだが、一度利用した方は、リピーターとなり、口コミでも評判となっている。今後は、多くの方に知ってもらうためホームページでの紹介等、広報にも力をいれていく予定だ。