『中心市街地活性化基本計画』とはQ&A

Q.なぜ中心市街地の活性化が必要なのですか?

 日本社会では、人口が減っていくことが予想されています。長期的な視点に立った場合、人口が減っていったとき、どこで人々が生活し支えあうか。そこで再び注目されてきたのが「中心市街地」です。

 中心市街地は「人が住み・育ち・学び・働き・交流する」機能が集まった地域です。このまちの中心市街地を活性化させることで、商業が活発になり雇用や収入が増え、住む人が増えて賑わいが生まれるといった効果が期待されています。このように、まちの中心で生活に必要な機能を集積し、誰もが安心安全に暮らせるまちを「コンパクトシティ」と呼び、これからのまちづくりが目指す将来像となっています。

 高齢化社会・少子化社会といった問題を乗り越え、将来の沖縄市を支えて、わたしたちやわたしたちの子どもたちが豊かな生活を営んでいくためにも、中心市街地の活性化は必要なのです。

Q.中心市街地活性化とは何ですか?

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 一般的に「中心市街地」とは、商業、業務、居住等の都市機能が集積し、歴史の中で文化・伝統を育んできた「まちの顔」ともいうべき地域を指します。そこで沖縄市では、中心市街地を左図で示したエリアとして定めています。

 中心市街地活性化とは、こうした中心市街地という「人が住み・育ち・学び・働き・交流する場所」を、これまで培ってきた地域の文化・伝統といった個性を活かしながら、まちの中心として発展させていくことです。

Q.中心市街地活性化とは何ですか?

 平成十一年に沖縄市が中心となって旧「中心市街地活性化基本計画」をつくり、それに基づいて様々な取り組みを進めてきました。次に、平成十八年にまちづくり三法が改正されたことを受け、民間で組織された中心市街地活性化協議会が行政と連携しながら、市民のニーズをくみ取った新たな基本計画を策定し、平成二十二年三月に内閣総理大臣より県内初の認定を受けることができました。

Q.活性化のテーマである「コザらしい生活」とは何ですか?

 沖縄市にはアメリカの影響を受けた独特のまちなみ、三線やエイサーの太鼓が聞こえてくる街角など「コザらしい」という独特の強みがあります。基本計画では、こうした強みを活かし、中心市街地を商業や業務の集積地、住みよい生活の場としていくことでバランスの取れたまちづくりをすることです。

みんなのコザのまちをもっともっとたのしくすてきなまちにするけいかく。

20数カ国の外国人が住んでいるまちコザ、様々な顔があるコザ、過去のようだが過去のものでないコザ、コザのことを考えると楽しくなるんです

沖縄市中心市街地活性化基本計画

沖縄こどもの国

沖縄こどもの国では、動物園やワンダーミュージアムを活用し、参加体験型の遊びながら学べるプログラムを展開しています。また、豊かな自然を守りながら都市公園として整備していきます。

コザミュージックタウン

沖縄市のランドマーク、コザ・ミュージックタウンでは、新しくエンターテイメントショーを創作して公演を行います。また、音楽の見本市となる「音のページェント」では、アーティストと音楽事務所の出会いの場をつくります。さらに、近隣では市街地開発計画もけんとうされていて、将来が楽しみなエリアです。

沖縄市民会館沖縄市民小劇場あしびなー

沖縄市民会館・沖縄市民小劇場あしびなーでは、各国の楽しい演劇が集まるキジムナーフェスタや伝統芸能公演など、質の高い舞台をお贈りします。循環バスを利用すれば、コザ運動公園とこどもの国などを楽しく行き来できます。

沖縄市の商店街

ゲート通りや中央パークアベニュー、一番街やサンシティ商店街、銀天街など沖縄市には商店街がたくさんあります。冬期のイルミネーションや、若手商店主による新しい店舗のオープンが相次ぎ、歩いて楽しいまちになります。また、空き店舗が目立つ商店街では「商店街から交流街へ」というキーワードのもとに積極的にコミュニティの拠点としての役割も担っていきます。

山里エリア

山里では再開発により大きな住宅地と商業施設が生まれます。プラザハウスの存在とともに沖縄市の玄関口として新たなショッピングと暮らしのエリアが形成されます。国道330号に沿ったエリアとの連携を進めます。

循環バス

中心街では循環バスが市役所、図書館、ミュージックタウンなどを周ります。誰でも利用でき、まちなかでの移動が便利になります。見た目はかわいいバスですが、みんなの生活をささえてくれるしっかり者です。循環バスは短い距離をぐるぐる回っているので、タイミングよく捕まえて市街地でのちょこっと移動に利用しましょう。

安慶田エリア

安慶田では土地区画整理事業によって安心で安全なまちづくりが行われます。今ある暮らしのコミュニティを守りながら、老朽化した市営住宅の建替えや道路の整備を行います。また、社会福祉活動の拠点施設と男女共同参画社会の実現に向けた拠点施設などの建設も予定されています。

音の回廊

音楽によるまちづくりの一環として、ミュージックタウンとこどもの国を結ぶ歩道、ミュージックタウンとコザ運動公園を結ぶ歩道がエイサーなどをテーマに音を感じる歩いて楽しい空間に演出されます。

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