3日間で過去最高の述べ33万人が沖縄の伝統文化エイサーに酔う

真夏の夜に勇壮華麗な技が舞う。魂が踊る。

沖縄を代表する一大イベント第56回沖縄全島エイサーまつり、各地域の誇りあるエイサーを披露

空手の型を取り入れた力強い男エイサーを披露する最終日のトリを務めた山里エイサー
▲空手の型を取り入れた力強い男エイサーを披露する最終日のトリを務めた山里エイサー

 大地をゆるがす太鼓の音、心にこだまする歌・三線、真夏の夜に勇壮華麗な技が舞う。第五十六回沖縄全島エイサーまつり(主催・同実行委員会)が八月十九、二十、二十一日の三日間、コザ運動公園を主会場に華々しく開催された。初日は道じゅねーとして市内二十青年会、市外二青年会が競演、胡屋十字路周辺を練り歩いた。二日目は第三十三回市青年まつりと銘打ち、市内の十七青年会が鍛えられた技や演舞を会場いっぱいに披露した。三日目の最終日は全島各地域から選び抜かれた十五団体が出場、地域で継承されてきた伝統と誇りある文化遺産エイサーを余すことなく発揮。勇壮華麗な演技を観衆に見せつけた。今年は市内から美里小学校、市国際交流協会、市婦人連合会、松本、登川、胡屋、園田、山里青年会が出場。市外からは、読谷村渡慶次青年会、嘉手納町千原郷友会、名護市城、金武町並里区、南風原町津嘉山、うるま市平敷屋(西)青年会、琉球國祭り太鼓が出演、先人たちが築いてきた郷土の文化遺産、エイサーのだいご味を本場として自信と誇りを持って披露。エイサーファンの心を興奮の渦に巻き込んだ。三日間の観客数は過去最高となる延べ三十三万人。

沖縄の文化遺産エイサーが大好き市国際交流協会
▲沖縄の文化遺産エイサーが大好き市国際交流協会

息の合った演舞でまつりに花を添える市婦人連合会
▲息の合った演舞でまつりに花を添える市婦人連合会

14年ぶりにエイサーまつりに出演。ダイナミックに演武する大里エイサー
▲14年ぶりにエイサーまつりに出演。ダイナミックに演武する大里エイサー

テンポの速い曲に力強く、華麗に踊り、松本独自のエイサーを披露、大きな拍手が沸いた
▲テンポの速い曲に力強く、華麗に踊り、松本独自のエイサーを披露、大きな拍手が沸いた

踊る大太鼓にキレのある締め太鼓、勇壮華麗な諸見里エイサー
▲踊る大太鼓にキレのある締め太鼓、勇壮華麗な諸見里エイサー

大人たちに負けず力いっぱい演武する美里小学校の生徒たち
▲大人たちに負けず力いっぱい演武する美里小学校の生徒たち

男女混合で円を描き手踊りを披露する名護市城青年会
▲男女混合で円を描き手踊りを披露する名護市城青年会

大太鼓だけの踊りも披露、エイサーまつり初出演の読谷村渡慶次青年会
▲大太鼓だけの踊りも披露、エイサーまつり初出演の読谷村渡慶次青年会

ダイナミックなバチさばきを披露する創作太鼓集団、琉球國祭り太鼓
▲ダイナミックなバチさばきを披露する創作太鼓集団、琉球國祭り太鼓

迫力・気合いはどこにも負けない中の町青年会
▲迫力・気合いはどこにも負けない中の町青年会

歴史・技など名実ともに本場のエイサーを誇る一意団結の園田青年会
▲歴史・技など名実ともに本場のエイサーを誇る一意団結の園田青年会

スローからアップテンポへ変わる曲目を巧みなバチさばきでこなす登川エイサー
▲スローからアップテンポへ変わる曲目を巧みなバチさばきでこなす登川エイサー

勇壮活発、男性的なダイナミックなエイサーを披露する結成50年目の嘉手納町千原郷友会
▲勇壮活発、男性的なダイナミックなエイサーを披露する結成50年目の嘉手納町千原郷友会

農作を祝う踊りがベースとなっている大里エイサー
▲農作を祝う踊りがベースとなっている大里エイサー

(左)うるま市平敷屋(西)青年会(右)美声の掛け声も定番、中の町青年会
(左)▲うるま市平敷屋(西)青年会
(右)▲美声の掛け声も定番、中の町青年会

迫力、気合いをさらにアップして挑む、泡瀬第三青年会
▲迫力、気合いをさらにアップして挑む、泡瀬第三青年会

力強いバチさばき華麗な手踊りが定評、エネルギッシュな胡屋青年会
▲力強いバチさばき華麗な手踊りが定評、エネルギッシュな胡屋青年会

(左)鐘と太鼓の重なり合う音も特徴、金武町並里青年会(右)しなやかに華麗に踊る園田青年会
(左)▲鐘と太鼓の重なり合う音も特徴、金武町並里青年会(右)▲しなやかに華麗に踊る園田青年会

約30年ぶりに復活し結成1年を迎えた中の町青年会の女子メンバー
▲約30年ぶりに復活し結成1年を迎えた中の町青年会の女子メンバー

独特の腰の落としや手の返しが特徴、南風原津嘉山青年会
▲独特の腰の落としや手の返しが特徴、南風原津嘉山青年会

フィナーレは観客も会場になだれ込みカチャーシーで最高潮に
▲フィナーレは観客も会場になだれ込みカチャーシーで最高潮に