すてきな仲間達 90

地域で楽しく子育て

・美里自治会子育てサークル「てとてと」・

「てとてと」のメンバー
▲「てとてと」のメンバー

 こども達が元気に走り回っている美里自治会子育てサークル「てとてと」(長嶺直美代表)。現在、〇歳から二歳のこども達とその親が参加しており、毎週金曜日(一週目を除く)に美里公民館に集まっている。メンバーは、同サークルでこども達を遊ばせながら情報交換やこども談話等を楽しみ、持参した弁当で一緒に昼食をとっている。毎月第二金曜日は、ことぶき保育園から新垣初江先生が来館し、絵本や紙芝居の読み聞かせと貸出、手遊びやリトミックを行っており、親子は物語に耳を傾けたり、一緒に体を動かしたりして楽しんでいる。また、毎月最終金曜日にはお誕生会も行っており、たまにはお母さんに休んでもらおうと長嶺代表が食事を用意している。

手遊びの様子
▲手遊びの様子

 「てとてと」は平成九年に沖縄市教育委員会生涯学習課の要請で結成された。サークル名は当時のメンバーの案で、お母さんの「て」と、こどもの「て」がたくさん集まる事から「てとてと」と名付けられた。長嶺代表にも三人の娘がおり、前代表に誘われ「てとてと」に通うようになった。「同じ位の歳の子を持つ親が集まり、情報交換やおしゃべりができて楽しかった。娘達は大きくなりサークルを卒業したが、楽しく元気をもらえるので代表を続け通っています」と話す長嶺代表。メンバーは友人の紹介や公民館の赤ちゃん訪問の呼びかけがきっかけで集まっており「若いお母さん達のがんばりがすごく参加者は皆、楽しんでいます。本土から嫁いできたお母さんもいますよ」と長嶺代表は
話す。メンバーは「てとてとを知るまでは、同年代のこどもを探して公園に行ってみたりしたが誰も居なくて、遊具も日差しを浴びて熱くなっていてさわれない。みんなどこに居るのだろうと思っていました」「転勤で参加できなくなるかもしれません。さびしい」と話しており「てとてと」が誰でも楽しく交流できる場になっている事がうかがえる。長嶺代表に今後の「てとてと」について訪ねると、「特に大きな目標はありませんが、こども達がすくすくと元気に育ってほしい。今後もがんばって代表を務めたいです」とほほ笑んだ。

職人のWAZA Vol.65

タイガーエンブ
事業所名:合同会社イーエム技術開発
職 種:微生物応用商品開発業
代表者:高見 秀弘

タイガーエンブ
住所 沖縄市美原2-17-1(2F)
電話 050‐2018‐0107
Fax 050‐3588‐6310

【花瓶の水が一年腐らない!】

 今回は、平成十八年より、沖縄市美原に事務所を構え、微生物応用商品開発の技術研究を行う、合同会社イーエム技術開発の代表者高見秀弘氏にお話しを伺いました。

 同社では、バイオ技術を駆使し、陶器やガラス、ポリ袋等の商品開発に向けた、調査研究を重ね、現在、主婦層を対象にポリ袋を販売しています。発酵菌で加工した製品は、いわゆる鮮度保持能力≠ノ優れ、ポリ袋から建材に至るまで、様々に応用されており、加工製品が生み出す空間は、腐敗など劣化するスピードを極端に遅くする(抑える)働きを有しています。果物や野菜についての実験結果は、驚くべきものであり、すでに開発、販売されている「匂いの付きにくいタオル」や「生ゴミが臭くなりにくいポリ袋」などに加え、今後の応用商品に大きな期待が寄せられています。高見さんは、「沖縄には、大変良質な素材がたくさんある。今後は、地元のメーカーと連携し、衣食住の改革や地域の活性化に力を入れたい。」と熱意を燃やしています。