一見の価値ありです

上原清善氏顕彰碑移設記念並びに高安禧鸛(きかん)氏寄贈シーサー除幕式

センター入口の両サイドに高安禧鸛氏寄贈の一対の勇壮なシーサーが設置された。
▲センター入口の両サイドに高安禧鸛氏寄贈の一対の勇壮なシーサーが設置された。

 沖縄市住吉にある「沖縄市社会福祉センター・沖縄市男女共同参画センター」の完成に伴い、上原清善氏顕彰碑の移設並びに高安禧鸛(きかん)氏寄贈シーサーの除幕式が八月十日、同センターで行われた。

 上原清善氏は本市をはじめ、各界、各団体、公的機関(政府・地方自治体・学校)などに四十年もの間善意の寄付を行い、これまでに贈られた感謝状はゆうに五千枚を超える。今年四月に惜しまれつつご逝去されたため、この日は孫の上原信之介さんが出席した。

 シーサーを寄贈した陶芸家の高安禧鸛(きかん)氏は、代々受け継がれた壺屋焼の陶芸家であり、昭和五十二年に沖展で初めての入選を果たして以来、入選回数は四回に及ぶ。また沖縄県工芸公募展や現代沖縄陶芸展など数々の作品展でも入選を果たしている。

 また、高安氏はボランティア活動にも力を入れており、老人会や少年院などでも陶芸の指導を行っている。今回も氏が呼び掛け、市内三十七自治会の自治会長や福祉団体の長などが台座に飾る「面シーサー」を一緒に作成した。それぞれの作成した「面シーサー」は味わい深く、禧鸛氏のシーサーともども一見の価値がある仕上がりとなっている。

陶芸家の高安禧鸛氏(左)、上原清善氏の孫の上原信之介さん(中央)
▲陶芸家の高安禧鸛氏(左)、上原清善氏の孫の上原信之介さん(中央)

移設された上原清善氏顕彰碑
▲移設された上原清善氏顕彰碑

沖縄市地域ブランド認定制度がスタートします

沖縄市地域ブランドシンポジウム

沖縄市地域ブランド認定ロゴデザイン
▲沖縄市地域ブランド認定ロゴデザイン

 本市では中小企業者等を対象に地域ブランド戦略として「沖縄市地域ブランド認定制度」等の新規プロジェクトがスタートすることが決まり、その認定制度の活用や沖縄市のブランド戦略について話し合うシンポジウムが八月十七日、福祉文化プラザで開かれた。

 沖縄市地域ブランド戦略事業は「コザクリエイション」と名付けられ、商品力の向上及び販路の拡大、地域資源の掘り起こしと認知度の向上、話題性のある情報発信とブランド力の確保の三つを基本的方向性として各専門家を通じて新たな価値を創造することにより商品・サービスのレベルの高度化を図り、地域の魅力を高めることを目的とした事業である。「沖縄市地域ブランド認定制度」は、沖縄市の優れた商品を公募し、専門家の審査を経て沖縄市のトップブランドとして認定し、販路拡大等に向けたプロモーション事業や専門家のバックアップが受けられる制度である。九月初旬には公募を受けつけ、年内に最初の認定者が出る予定である。

感性派パネリストのディスカッションに聞き入る参加者
▲感性派パネリストのディスカッションに聞き入る参加者