ちゅらさん運動

未成年の飲酒トン(豚)でもない
ヤメ(羊)ーさせる

犯罪防止のキーワードは『少年補導』

 これから夏休みに入り未成年の飲酒や非行が増えることから、その防止を目的とした青色回転灯車両パトロールの出発式が七月四日沖縄こどもの国屋外イベント広場で行われた。出発式には沖縄署の「未成年の飲酒トン(豚)でもないヤメ(山羊)ーさせる」のスローガンにちなみ、島ひーじゃーのはな君(五才)あぐー豚のみどりちゃんも参加した。

 沖縄署長が「夏休みには少年の非行が増え、それに比例して犯罪も多発傾向にあるため非行防止を広めるために少年補導に力を入れていきたい」と挨拶を行い、市内のコンビニ店長が未成年への酒類販売を防止するための取り組み状況を報告した。

 出発式後は集まった警察関係者、ボランティアに見送られながらパトカー、青色回転灯車両が学校付近へのパトロールに出発し、ボランティアはコンビニ等へのチラシ配布を行い未成年の飲酒防止を呼び掛けた。

出発式に参加した警察関係者、ボランティア、はな君
▲出発式に参加した警察関係者、ボランティア、はな君

パトカー、青色回転灯車両がパトロールに出発した
▲パトカー、青色回転灯車両がパトロールに出発した

マグロの解体ショー

中国人観光客がパヤオ訪問

マグロの解体ショーに歓声を上げる中国人観光客
▲マグロの解体ショーに歓声を上げる中国人観光客

 泡瀬漁港内のパヤオ直売店に六月十六日、中国深?(しんせん)からの観光客約三十人が訪れた。パヤオ直売店には去年一年間に香港からの観光客が約一万人訪れており、東日本大震災の影響で日本を訪れる外国人観光客が減少する中、中国からの観光客を誘致しようと旅行会社のジャンボツアーズが企画し、中国のマスコミ関係者と観光客が視察に訪れた。中国人観光客は大きなマグロと記念撮影をしたり、マグロが解体されていく様子に歓声を上げていた。解体ショーの後はマグロの刺身と新鮮な魚のバター焼きに下鼓を打った。

 沖縄市観光協会では外国人観光客に向け市内中心地の地図や飲食店を載せたマップを中国語二種類、英語、韓国語と用意している。

体験者の話を聞き、平和の尊さを考える

越来小学校で平和講演

町田さんの話をメモを取りながら熱心に聞く生徒たち
▲町田さんの話をメモを取りながら熱心に聞く生徒たち

 戦争体験者からお話を聞くことで平和の尊さや戦争のむごさについて学ぼうと、六月二十二日、越来小学校(蔵根美智子校長)で平和講演が開かれた。

 この日こどもたちに自身の戦争体験を話したのは、十四才の時に宮崎へ疎開した町田妙子さん。町田さんはあの「対馬丸」に乗る予定であったが定員オーバーで乗れず九死に一生を得た。その後別の船で宮崎に疎開したが、まだ小・中学生の子供たちが親と離れ離れで生活する心細さや、沖縄とは違う環境に、つらい日々を送り精神的に不安定になる子どももいたことを話し、思いやりの心を持ってお互いに助け合うことが平和につながると話した。