平成22年度沖縄市防災訓練

▲警報が鳴ると同時に机の下に隠れ身を守る訓練

 家庭や自治会、行政、教育機関で連携・協力して実践的な避難訓練を行うことで市民の防災意識を向上させようと、沖縄市防災訓練が十一月十一日、市全域で実施された。
 訓練は、マグニチュード7.8の大規模な地震が発生し、沖縄市では震度5が観測され、その後大津波警報が発令されたという想定で実施された。警報が発令されると市役所本庁には災害対策本部が設置され、防災無線からは避難するようアナウンスが流れた。保育園や小中学校では教師らが災害時の心得を指導、地震発生時に避難路確保のため戸や窓を開け、机の下にもぐり込み落下物から身を守る訓練や、避難時の心得・「おかしもち(押さない、駆けない、静かに、戻らない、近づかない)」を念頭において避難する訓練を行った。特に東部地域の自治会や教育機関では海が近くにあることから、大津波に備え建物の3階以上に避難する訓練を行ったほか、泡瀬小学校では沖縄気象台職員による出前講座も開かれた。安慶田中では消防署員による放水訓練と、警察と沖縄コカコーラボトリング鰍フ協力による災害時物資搬送訓練も行われた。
 今回の訓練を通して参加者らは、災害時にどう行動するか日頃から考えておくことの大切さを学んでいた。

▲消防職員による放水の訓練

▲物資搬送訓練。バケツリレーの要領で協力しながら手際よく物資を運んだ。

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