すてきな仲間達 80

「和気あいあいと楽しく」をモットーに

・「なでしこくらぶ」・

▲毎月第一、第三火曜日に山里高層住宅の集会所で活動する「なでしこくらぶ」のみなさん

 仲間と集まり交流を楽しみながらクラフトテープ(梱包用の紙バンド)を使ってのエコバッグ作り、花の植栽、油控えめのヘルシー料理教室、何よりも一番心待ちにしているのは仲間と合ってお喋りすること、それはみなさん共通の思いのようです―。今回紹介するのは、県営山里高層住宅の集会所で活動する「なでしこくらぶ」(照屋留美子代表)のみなさん。毎月第一と第三火曜日の午後二時から四時までの間、趣味を活かしたエコバッグや花壇づくりに励んでいる。
 サークルを立ち上げて四年目を迎える同会は、現在三十代から七十代の女性メンバーが十六人、結成当初から変わらず「和気あいあいと楽しく」をモットーに活動している。当日、集会所に集まったメンバーたちはクラフトテープを編みこんでエコバッグをつくっていた。代表の照屋さんは「バッグを作っているときは手(バッグ作り)も口(お喋り)も動いて忙しいですよ」と話し「何でも言い合える仲なので、日常生活で嫌なことがあったらここで喋って発散しています」とサークルを紹介した。講師役も務める照屋代表から指導を受けているメンバーたちは「自分のバッグだから『このくらいはいいかな?』と妥協するとすぐに照屋代表からチェックが入ります(笑)。おかげで仕上がりが全く違い、しっかりとした良いものが出来ます」と納得のいく作品を作ることに奮闘している。時計の針が午後三時を過ぎると休憩時間に。メンバーの一人が家から持参した黒糖カステラとコーヒーで一休み、その間もメンバーたちの楽しい笑いが漏れるなど、和気あいあいとした楽しい仲間たちとの交流と仲間たちがいることのうれしさを実感している。
 照屋代表に「今後の目標は」と尋ねると「もっと良い物を作りたいということはもちろんですが、何よりもこのまま楽しく続けて行きたい。ここに来ると元気を貰うことが出来るので」と話し「メンバーに対する感謝や思いやりの心が一人ひとりにあったから良い仲間が集まった」と仲間たちとの出会いに感謝した。また「地域や高層団地には一人暮らしのお年寄りも多いので一人でも多く活動に参加してもらい、私たちとお喋りしながら元気を貰ってほしい」と地域での健康づくりの広がりも呼びかけていた。

▲活気があり楽しくエコバッグを作るメンバーたち

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職人のWAZA Vol.55

事業所名:(株)沖縄菓子
職種:菓子製造業
代表者:取締役 熱田 耕三

住所:沖縄市大里1‐18‐38
電話:098‐939‐8223

【世界一のちんすこうを沖縄市から!】
 今回は、三十年ほど前、那覇市で創業し、現在は沖縄市大里に工場を構え、沖縄のお菓子を製造している(株)沖縄菓子の取締役 熱田耕三氏にお話しをお伺いしました。工場では県内外で広く親しまれている「ちんすこう(十種類)」や「サーターアンダギー(三種類)」等を生産し、最近では「塩ちんすこう」が人気の商品だそうです。製造工程では、約二十五キロの小麦粉に砂糖、ラード、卵をこね合わせ、型取りし、約三千袋(二個セット)を焼き上げます。機械を導入することによって、生産能率は十倍にアップ。沖縄ブームの到来に伴い、県外の物産展等へも活発に販路を広げてきました。熱田さんは「沖縄一は世界一だからね」と「ちんすこう」へのこだわりを持ち続け、ラードの分量を減らすこと等により、サクサク感の続く味を実現しました。今後は、モズクやパパイヤのゼリーなど県産品を使用した商品開発にも取り組んでいくそうです。

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