すてきな仲間達 78

子育てしながら大好きな音楽を楽しむ

・ママさん吹奏楽サークル「ビビデバビデブー」・

▲毎週金曜日、市中央公民館で子どもと一緒に楽しむ「ビビデバビデブー」のみなさん

 ママになって、何かあきらめたことはありませんか―。子ども中心の生活になると、趣味や活動が制限されてしまうことがある。しかしそこであきらめず、子育てをしながら大好きな吹奏楽を続けているママさん吹奏楽≠フサークルがある。市立中央公民館で活動する『ビビデバビデブー』(高江洲由布子代表)だ。地下二階の音楽室で毎週金曜日の午後七時から二時間、十三人の二十代から三十代のメンバーが試行錯誤しながらも子どもたちと一緒に楽しく活動する。「学生時代に吹奏楽の経験はあっても、もうかなり長いブランクがある。そんな仲間達がほとんどです」と話す高江洲代表。
 もともとメンバーの四人は一般の吹奏楽団で一緒に活動していたが、出産後、子どもを連れて参加するには、気が引ける…時に泣いたり騒いだりする子どもはタブー的存在。独身時代に吹奏楽団で活動していても、出産を期に退団してしまう女性も多いそうで、ならば、同じ立場の人たちで集まって、子どもたちと一緒にできるバンドを作ろうと今年の五月に結成、高江洲代表が、募集を呼び掛けるインターネットの掲示板を通じて十三人の有志が集まり活動を始めた。子どもをひざに乗せて演奏するママ、抱っこして寝かしつけながら楽譜に向かうママ。同サークルのいつもの風景だ。遊び盛りの子どもが音楽室を縦横無尽に走り回ったり、泣いたりしても、冷たい視線を投げかける人などそこにはいない。練習も「子どもと一緒」が当たり前だからだ。また練習会場の隣にある児童室には、メンバーの友人が来て、遊んでいる子どもたちの面倒を見てもらっている。だからこそ子どもがいても、好きな音楽を気兼ねなく続けられる場、子どもがいるからこそ楽しさが増す場になっている。親子で楽しむ音楽を大切にしているため、演奏するのは、アンパンマンのマーチやとなりのトトロなど人気アニメといった子どもが大好きな曲が多く、保育園の依頼を受けて訪問演奏会を開催することもある。今後は童謡やディズニー音楽なども演奏したいと話す。高江洲代表は「押入れの中に眠っている楽器を取り出してみませんか?子どもと一緒に音楽を楽しみましょう」とサークルへの参加を呼び掛けている。

▲サークル練習風景。楽器の音合わせをするメンバーたち

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職人のWAZA Vol.53

事業所名:プリントショップ貴
職種:Tシャツ等プリント製造
代表者:安里 英一郎

住所:沖縄市宮里3-6-5
電話:098-939-7144

【ポリシーはお客様の満足!】
 今回は、平成元年に創業、沖縄市宮里でTシャツ等のプリント印刷業を営み、今年で二十二年目を迎えるプリントショップ貴(タカ)の山城幸代さんにお話しをお伺いしました。創業時は、結婚式の引出物や記念品等のデザイン印刷からスタートし、現在はTシャツを中心としてタオル、帽子、ブルゾン等のアイテムを扱っております。県内の学校関係や公共団体からの需要が多く、また、エイサーやハーリー等の旧暦行事のチームユニフォーム等のオーダーも多いそうです。顧客が希望するイメージをもとに、デザイン制作を行い製版します。印刷の仕上がりに特段のこだわりを持ち、細かいデザインが潰れないよう、インクの硬さの影響等を考慮し、微妙な力加減を駆使しながら行うそうです。何より大事にしているモットーは、仕上がった時のお客様の満足です。今後は工場の規模拡大や新アイテムの追加、ネットを活かした流通も視野に入れ、事業展開を図っていくそうです。

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