話題

地域住民の交流の場所に

胡屋コミュニティ広場公園竣工式

 旧胡屋自治会跡地に『胡屋コミュニティ広場公園』が完成、五月二十八日竣工式が行われた。同公園は「胡屋固有の歴史と文化を継承するコミュニティ広場」をテーマに整備、自治会のシンボルでもあるガジュマルや拝井泉など地域遺産保全に配慮した。ゲートボールや祭りなど多目的に使用できる広場には雨天後でも使用できるよう人工芝を施したほか、休憩所を兼ねたステージやスロープも設けられた。式で大城信男胡屋自治会長は「地域住民の交流の場ができた。みんなで大切に使いたい」と挨拶、公園の完成を喜んだ。

▲地域の代表や関係者らの手でテープカット、公園の完成を祝った。

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絵本を通して赤ちゃんとコミュニケーションを

赤ちゃんからはじめる絵本講座

 長年読み聞かせ活動を行っているくすぬち平和文化館の眞栄城栄子さんを講師に、「赤ちゃんからはじめる絵本講座」が5月29日と6月5日の2日間、市立図書館で開催された。
 眞榮城さんは、「赤ちゃんへの絵本は、内容を伝えることではなく、絵本というツールを介して、声や表情、アイコンタクトで赤ちゃんと触れあう機会を作るのが目的」と説明、実際に絵本を手に取り読み聞かせるノウハウや意義を伝授した。受講者らは「読み聞かせの大切さが分かった」「絵本に対する見方や考え方が変わった」などと感想を話していた。

▲実際の絵本を教材に、本の内容についての分析や読み聞かせ方を学んだ
受講者たち。

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市に伝わる昔話を紹介

市郷土博物館が本格昔話集を発行

 市郷土博物館(宮城利旭館長)はこのほど、市文化財調査報告書第三十八集「沖縄市の伝承をたずねて 本格昔話編」を発行した。同館では、三十年ほど前から高齢者の協力を得て昔話を収集しており、昨年それらを編纂して一冊の本にまとめあげた。同書では高齢者の話し言葉(方言)を忠実に表記、読みやすいように標準語の対訳も付けられた。宮城館長は「堅苦しいものではなくこどもでも読める昔話。学校や地域で紙芝居や演劇の素材として活用してほしい」と話している。同書は県内の図書館や学校などに寄贈されている。

▲編纂にあたった郷土博物館職員。本は話者の息遣いや表情まで想像できる内容。

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初めてのトウモロコシ収穫に大はしゃぎ

みはら保育園と日中一時支援事業所レッツが交流

 交流を通してこどもたちに「優しい気持ちと思いやりの心」を育んでもらおうと5月31日、みはら保育園(諸見里安智園長)の園児23人と障がい者支援施設ゆいの郷(仲宗根幸隆施設長)で身体に障がいなどを持つ児童たちが利用する、日中一時支援事業所レッツの利用者5人が園児たちと一緒に、みはら農園でトウモロコシの収穫を行った。園児たちらは園長先生から収穫の仕方を教わり雨が降る中、泥んこになりながらトウモロコシを一本一本「エイッ」と力を込めて収穫した。園児らは初めてのトウモロコシ収穫に大はしゃぎ、楽しい1日を過ごした。

▲みはら農園でトウモロコシを収穫したみはら保育園の園児とレッツのみなさん

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