音楽シーンを担うミュージシャンが大集結
魅力いっぱいのプログラムを展開

「沖縄国際アジア音楽祭musix2010」を初開催

 県内外をはじめアジア各国から多くのアーティストや音楽ファンが集う沖縄初の都市型イベント「沖縄国際アジア音楽祭musix2010」(沖縄市・同音楽祭市実行委員会主催)が三月二十六日から二十八日の三日間、ミュージックタウンをメイン会場に市民会館や市民小劇場あしびなー、ゲート通り、銀天街などで開催された。
 同イベントは沖縄の音楽を世界に羽ばたく文化産業として発展させようと企画。期間中、ロック、ブルース、島うたや野外ライブなど数多くの音楽イベントが行われた。
 初日は音市場で、ブルースを基盤とした渋みのある歌声で多くのファンを持つ柳ジョージが出演、その他にザ・ワルツ、なめらかな声に載せて歌うカルロスJサラダーニャなどが出演した。二日目はオキナワノウタスペシャルコンサートが市民会館で開かれ、沖縄音楽の第一線で活躍するアーティスト六組が出演した。女性ボーカルデュオのティンクティンク、よなは徹、しゃかり、下地勇、パーシャクラブら豪華メンバーが続々と登場、伸びのある歌声を披露した。またトリを務めた夏川りみが代表曲の一つ「童神」を歌うと、シークレットゲストとして古謝美佐子が登場、夏川りみと観客が驚く場面もあった。また銀天街でもチェシャネコ(台湾)やアキダスらがライブを行った。三日目は伝統と現代の歌・踊りが融合した「綾庭の宴」が開かれ観客から大きな拍手が沸いた。またゲート通りを交通規制し、六ステージを設置。ロック、ポップス、ストリートダンス、エイサー、吹奏楽など四十組が出演し、さまざまなライブパフォーマンスを披露、来場者を楽しませた。音市場では、オキナワンロックをリードしてきた紫とかっちゃんらが出演するライブも行われ、かっちゃんの客を楽しませるパフォーマンスに会場から大きな歓声が響いた。三日間ともコザのまちは音楽ファンで埋め尽くされた。

▲アーティスト同士の共演、しゃかりのチアキ、パーシャクラブの新良幸人、よなは徹(左より)

▲サプライズゲストの古謝美佐子さんの登場に感激して涙ぐむ夏川りみ

▲時代を超えた登場人物たちが生演奏による重厚な音楽や踊りで表現された「綾庭の宴」

▲味わいのあるギターフレーズと渋みのある歌声でファンを魅了する柳ジョージ

▲台湾から参加のチェシャネコ

▲観客一体となったステージはバンバンバザー

▲息の合った演奏をするウインドアンサンブルティラミス

▲鳥刺し舞をアレンジした演舞を披露する「風わらび」

▲島うたのにぎわい前川守賢ことげんちゃん

▲ご存知オキナワンロック界の大御所ジョージ紫、かっちゃん、シンキ(左より)

▲ページトップへ