「コザらしい生活ができるまち」〜商店街から交流街ヘ〜

中心市街地活性化基本計画

県内自治体で始めて内閣府から認定

 市では中心市街地の活性化を図ることを目的に、中心市街地の活性化に関する法律に基づき「沖縄市中心市街地活性化基本計画」を策定、平成二十二年一月二十九日に内閣府総理大臣に認定申請を行い、三月二十三日付けで内閣総理大臣より計画の認定を受けた。県内の自治体では初の認定。今後この基本計画に基づき、市民、事業者、NPO、商工会議所などの民間と行政が一体となって中心市街地の活性化に取り組んでいく。


※1 来街者:市民や県民を中心としつつ、本土の観光客も含めた中心市街地を訪れる人々を指す。
※2 市民:中心市街地居住者を中心とする沖縄市民を指す。

 同計画は『「コザらしい生活ができるまち」〜商店街から交流街へ〜』をテーマに「コザ文化の継承と発展によるにぎわいづくり」「住む人目線での良好な生活空間の創出」の二点を基本方針に掲げ、中心市街地に住む方々が「住みたい、住み続けたい」と思うまちづくりを目指す。対象区域は国道330号線を軸として、コザ十字路〜胡屋十字路〜プラザハウスにかけた約237.5ヘクタール。認定を受けた事業は全部で五十事業、主なものとして「胡屋地区リノベーション事業」「プロムナードコンサート事業」「ミュージックタウン音市場事業」「沖縄市中心市街地循環コミュニティバス事業」「山里第一地区市街地再開発事業」「コリンザ再生事業」「音の回廊整備事業」「安慶田土地区画整理事業」などがある。主要事業における事業費の概算は約百三十七億円、期間は平成二十二年四月から二十七年三月まで。中心市街地活性化の具体的な目標指標を休日における中心市街地歩行者通行量と、体育館や図書館、こどもの国等の都市福利施設の年間利用者数とし、それぞれ増加をはかる。
 認定されたことを受け東門市長は「市民と一緒にまちづくりに取り組みたい。一つ一つ実現させていきます」と意気込みを語った。


職人の技を展示

大盛況、連日多くの人

で賑わう

 「伝統・進化・融合・発展する力」をキャッチフレーズに「第八回沖縄市工芸フェア」が三月十一日から十四日にかけてプラザハウスショッピングセンターで開催された。
 会場では市内外五十五か所の事業所や団体の工芸品が展示即売されたほか、木工や織物、ガラス、革工芸などの体験、プロの技術を間近で見ることができる制作実演、知花花織研修修了展などのコーナーも設けられた。またフェア初日の十一日には工芸コンテストの表彰式も行われた。会場には連日大勢の工芸ファンが詰め掛け、作品に見入ったり買い求めたりしていた。

▲準グランプリ受賞作品
屋宜政廣さん作「フット付きPCチェア」

▲グランリ受賞作品
島袋操さん作「知花花織」

▲作品に見入る来場者、手作りのあたたかさが
伝わる作品が並んだ

▲革細工体験コーナーに参加する
来場者

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