すてきな仲間達 71

手軽なヨガで健康な身体と心を

・ヨガサークル「楽ヨガ」・

▲「毎週日曜日、市福祉文化プラザで一緒にヨガで
汗を流しませんか」と呼び掛けるメンバーたち

 続けるとクセになってやめられなくなります」そう話すのは、毎週日曜日、朝九時三十分から十時三十分、市福祉文化プラザ二階でサークル活動を行っている結成三年目のヨガサークル「楽ヨガ」のみなさん。一般クラスのメンバーで現在十五人「人生や心が楽しくなれるように」と名付けたそうだ。
 初めは準備運動のような簡単な動きから次第にその動きは複雑になっていく。講師で日本総合ヨガ普及協会準指導師の大城智賀先生の優しくゆっくりとした指示に合わせポーズを行い始める。ポーズにはストレッチで伸ばしたり、筋肉を使っていることを意識したり、ねじった体を圧迫する事が入っている。そして同じポーズを反対側にも刺激する。それぞれに無理がないよう、自分のできる範囲で行っている。自らの身体に少しだけ厳しく、そうすることで日頃の生活で硬くなった身体が柔らかくなっていく。「ヨガをやっている間はキツイけど、やり終えた後は、頭の中がスッキリして気持ちがいいです」「先生が魅力的、お話がおもしろくて心と身体が癒されます」と話すメンバーさん。肩こりも良くなったと言う。
 決まった一連の動作がいくつかあり、それぞれの合間には必ず呼吸を整えるための時間がとられる。横たわって緊張した身体を脱力させ、リラックスした状態、まるで瞑想でもしているかのような静かな時間が過ぎてゆく。身体だけではなく精神的にもリフレッシュできる時間のようだ。サークルメンバーの一人は「こどもがいて普段は自分の時間が作れないので毎週日曜日が来るのが待ち遠しいです」「先生に個人的な悩みや相談をしたら必ずアドバイスをしてくれます」と話す。また「ヨガがいかに健康に良いかを地域の人たちに伝えたい」と話す大城先生。サークル以外の交流もあり健康づくりの場や情報交換の場としてメンバーには欠かせない活動の場となっている。
 私も取材の途中、初めてヨガを体験しました。見よう見まねでやってみるも普段使わない筋肉が最初は悲鳴を上げていたが、だんだんに固く冷たい身体が温かくなり、体中の毒素を吐き出し浄化された気分になりました。みなさんも是非、市福祉文化プラザでヨガを体験してみてはいかがでしょうか?

▲ヨガで心も身体もリフレッシュするメンバー

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職人のWAZA Vol.46

事業所名:中部たたみ店
職 種:畳製造業
代表者:新城 忍

住 所:沖縄市松本2丁目1番18号
電 話:098-929-1116

 新城忍さんは、約七年前に独立し、それ以前は家業として畳に触れてきた。年齢は三十代前半と若いが、一級技能士の国家資格を持ち、その技術は確かなものといえる。沖縄の畳は一般的に県産の素材である「ビーグ」(いぐさの一種)という植物を使う。乾燥させたビーグは簡単に折れやすく扱いにくいが、微妙な力加減や水分の調整を施し、新城さんの手によって畳の姿へ変わっていく。中でも「へり」(畳の縁部分)のない、いわゆる「琉球畳」の製作は機械だけに頼らないスタンスを心がけ、県内でもその技術をもつ職人は数少ない。畳といえば「和」や「素朴」なイメージが強いかもしれないが、最近ではさまざまな色や網目の種類が豊富になり「畳の部屋では集中力が高まる」などの検証がなされ、改めて注目を集めている。これからの畳業界を担う新城さん。今後も畳の魅力を多くの人に伝えていくだろう。

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