沖縄市食生活改善推進協議会が初受賞

活動功績認められ「南・賀屋賞」受賞

会長・会員らが市長へ報告

 市食生活改善推進協議会(町田初子会長)が十月に熊本県で行われた全国食生活改善大会(主催・日本食生活協会)で活動の功績が認められた団体へ贈られる「南・賀屋賞」を受賞し、十二月二日、同協議会の町田会長らが市役所を訪れ、東門市長に喜びの受賞を報告した。
 同大会では、食生活改善を通して健康づくり活動に貢献したとして全国から同協議会を含む五団体が受賞した。県内での受賞は平成十五年度に県食生活改善連絡協議会の受賞に続くもので、市町村の協議会としては初めての受賞になる。
 同協議会は平成元年に設立、今年で二十周年を迎えた。現在、加入する推進員は県内最大で百七十一人、市民を対象としたヘルシーメニューの普及活動や中学生へのヘルスサポーター事業、親子料理講習などの活動に取り組んでいる。
 町田会長は「協議会の節目の年に栄誉ある賞をいただき、会員一同喜んでいる。これも行政との連携がスムーズに行われたおかげ、今後も食を通した健康づくりを進めていきたい」と受賞の喜びを語った。東門市長は「みなさんの活動が評価され、受賞されたことは本市にとっても喜ばしい。これからもいろんな場で啓発活動を行い、食生活改善に向けて頑張って下さい」とあいさつした。


▲東門市長に「南・賀屋賞」受賞の報告をした
市食生活改善推進協議会のみなさん

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長年の功績が評価される

島苗子さん全国大会で表彰

平成21年度健やか親子21全国大会

 去る十一月に静岡県で開催された、平成二十一年度健やか親子21全国大会(主催・厚生労働省等)で「社団法人母子保健推進会議会長表彰」を受賞した市母子保健推進員協議会理事の島苗子さんが十二月二日、市役所を訪れ東門市長に喜びの受賞を報告した。
 島さんは、昭和六十二年から二十一年間、市母子保健推進員として母子保健事業に従事。各種健診の紹介やこんにちは赤ちゃん事業における家庭訪問、育児で悩む母親たちの相談相手、小児発達センターでのボランティア活動にも積極的に取り組むなど、地域に密着した自主的な活動が認められ同大会で表彰された。
 島さんは「息子に『継続は力なり』だね、といわれ実感した。みんなと一緒に楽しくやってこられたことが財産です」と喜びを話した。東門市長は「全国で表彰されたことは市の誇り。仲間の自信にもつながる」と激励した。


▲多年にわたる母子保健活動が評価され
 会長表彰を受賞した島苗子さん(前列右)

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福祉の心を掘り起こそう
高齢者を支える地域へ

−「福祉体験」作文コンクール表彰式

 市を担う中学生の福祉の心を掘り起こそうと、第五回福祉体験作文コンクール(市民憲章推進協議会主催)の表彰式が十二月七日、市役所内で行われた。市内八中学校から二百十一点の応募があり「ゆいまある賞」八人と「優秀賞」二十四人を選んだ。
 ゆいまある賞を受賞した高宮城杏奈(コザ中三年)さんが作文を発表、高齢者が孤立しないよう周囲が支えることの重要性を強調「私もお年寄りを大事にして介護の仕事に就きたい」と話した。ゆいまある賞の受賞者は次のとおり(敬称略)具志堅優里菜(越来中)、座喜味侑花(山内中)、玉城真菜(美里中)、伊波彩香(美東中)、喜友名りほ(安慶田中)、東江みすず(宮里中)、藤山夏海(沖縄東中)


▲ゆいまある賞と優秀賞を受賞した中学生のみなさん

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ヒストリート II オープン記念講演

写真・道具から歴史が見える

資料寄贈に感謝状贈る

 沖縄市戦後文化資料展示室ヒストリート II のオープンを記念して「写真と道具が語る世界」と題した講演会&トークショー(市主催)が十二月五日、市役所内で開かれた。報道カメラマンの石川文洋さん、エッセイストで道具学会の村瀬春樹さん、ゆみこ・ながい・むらせさんの三人を招き、沖縄戦やベトナム戦争を通して平和への思いを熱く語った。
 同講演会で石川さんは、自ら撮影したベトナム戦争の写真に触れ「写真は時を記録するもので、同じ写真は二度と撮れない。戦争の残酷さを後世へと引き継ぐ力になる」と話した。村瀬さんは「現物の道具はものすごいメッセージがあり、言葉ではうそになってしまうこともある。戦争を知らない世代に言葉だけでは伝えられないものがある」と強調した。ゆみこさんは、戦争と女性をテーマに講演「男は仕事、女は家庭」という役割があったが、戦時中になると「男は戦場、女は工場」という新たな役割が押し付けられる不条理さを説き、平和には男女の平等が不可欠である」と強調した。
 また、講演者の三人はヒストリート II に三千点以上の写真や道具、資料などを寄贈したとして十二月四日、東門市長から感謝状が贈られた。


▲トークショーで平和への思いを熱く語る
 (左から)ゆみこ・ながい・むらせ氏、石川文洋氏、村瀬春樹氏

▲東門市長より三氏へ感謝状が贈られた

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じまんの料理五十一品を紹介

島野菜を目と舌で味わって!

腕じまん・味じまん・島野菜料理展示試食会

 「腕じまん、味じまん、島野菜料理」をキャッチフレーズに十一月二十六日、市民ロビーで料理展示会と試食会(市農漁村生活研究会主催)が開かれた。
 沖縄の食材を使った健康食を紹介、食生活の改善や食に関する知識の普及を図ろうと開催された。料理展では、パパイヤの梅漬けやフーチバー入り炊き込みご飯、もずく豆腐、アセロラゼリーなど沖縄の栄養豊富な島野菜を取り入れたヘルシー料理五十一品を展示、試食会も行われ、会場に集まった関係者や市民らに、腕じまんの料理が振る舞われた。塩川初江会長は「愛情たっぷりの料理ばかり、大勢の客が展示会を見て島野菜の料理を一品でも多く食卓に飾ることを願っています」と呼び掛けた。


▲独創的な料理にレシピをメモする市民ら

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〜沖縄市食生活改善推進協議会〜  今年で設立20年!

食と健康づくり

沖縄市食生改善推進協議会
会長 町田初子

 私達ヘルスメイト(食生活改善推進員)は仲間とともに「食」を通した健康づくりを推進するボランティアの組織です。
 平成元年の協議会設立から二十年、会員も百七十一人になりました。
 設立当初の年間活動は二十回・参加者三百十二人でしたが、平成二十年度には、二百三十四回・四千六百四十九人と、十倍に広がりました。主な活動内容は、ヘルシーメニューの普及・中学生を対象にしたヘルスサポーター養成・おやこ料理教室・男性のための料理教室・自主グループ活動支援等です。私達ヘルスメイトは、多くの関係者の方々と連携、協力をいただいたお陰で楽しく活動ができ、多くの市民にお会いすることができました。
 しかしながら、成人の肥満や、小中学生の朝食の欠食等、食をめぐる様々な課題がある中、二十周年という、節目の年を契機に、ますます、活動を広め、健康の大切さや「食」の大切さを伝えていきたいと思います。どうぞお気軽にあなたの地域のヘルスメイトに声をかけて下さい。

私達の健康は私達の手で!

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