このまちのことを話すとき、何人かのかたはこう呼びます。「コザ」と、親しみやすい、愛着を感じる。様々な意見があるが、移住者の方々も、普段感覚で使っている。「コザ」そのものが、このまちの人間の魅力や、まちの魅力につながっているのかも知れない。そして、それはコザに住んでいる人よりも、よそから見た方がよく分かるような気もする…。

横山和典さん(53歳) 克枝さん(56歳)夫妻
和典さんは神奈川県 会社員
克枝さんは東京都 自営業
吉田春樹さん(61歳)
東京都 フリーランサー
鈴木雅子さん(52歳)
埼玉県 インフォメーションマネージャー
田口正樹さん(42歳)
愛知県 日本蕎麦職人
林僚児さん(31歳) 千夏さん(31歳)夫妻
僚児さんは長野県 沖縄市嘱託職員
千夏さんは東京都 主婦
森口康秀さん(42歳) まりさん(45歳)夫妻
康秀さんは東京都 報道写真記者

 年々、沖縄市の人口は着実に増えている。そして、県外からの転入者も、また増えている。ここ一年(平成二十年十月〜二十一年十月)の県外からの転入者数は二千二百八十三人。
 沖縄市に何の縁もゆかりも持たない人々が、なぜこの土地を選んだのか。人生の、自分自身の新たな歴史の出発点に、どうしてここを選んだのか。移住者の方々に沖縄市がどんな形で映っているのだろうか。
 移住を決意させたきっかけは、そして、その魅力は。ここで生まれ、ここで暮らしている私たちには見えないもの、気づかないもの、忘れているもの、たくさんある気がする。
 そして、それは大切なもののような気がする。今月は移住者の方々にスポットを当てて、そこから何かを学び、感じてみたい。

沖縄市の紹介

 沖縄市は本島南部と北部を結ぶ結節点に位置する、中部の中核都市である。二十数カ国の外国人が移住し、異文化とふれあう合うことのできる国際色豊かなまちで、沖縄を代表する夏の風物詩「沖縄全島エイサーまつり」や県内最大のロックイベント「ピースフルラブ・ロックフェスティバル」など多彩なイベント等を展開するなど沖縄の伝統文化と異文化が織りなす個性豊かな「国際文化観光都市」の実現を目指している都市です。

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