算数で「言葉の力」を育てよう

第二回公開授業・講演会を開催

沖縄市立高原小学校

 新学習指導要領で求められている言語活動を重視した、習得・活用・探求型授業づくりについて研修し、自己の授業力の向上に役立てることを目的に九月二十五日、高原小学校(山田稔校長)で四年生のクラスを対象に、市内各小学校の教員らが詰めかけ公開授業・講演会が行われた。
 筑波大学付属小学校の山本良和先生を講師に招き「ニセモノを探せ!」を題材として行われた公開授業では、教材を使い「五百円玉が何枚かあって、そのうちの一つがニセモノであり本物より少しだけ重い」という場面設定から「ニセモノを確実に見つけるには、上皿天びんを何回使えばいいのか」という問いかけをする。問題を解く中で教材や友達の考えを読み取りながら読解力を養うことが大事と話す山本先生。生徒たちには、そこにあるきまり(法則)を発見させそれが成り立つ理由について一緒に考えていった。
 引き続き、山本先生による「子どもの思考力、表現力をいかに育てるか〜言語活動を重視した活用型授業づくり〜」と題した講演会が行われた。その中で「自分の考えを言葉にして相手に伝える中で自分自身の思考内容を整理したり教師や友達の評価を確認したりすることが大事」と講話した。


▲山本先生の授業を受ける高原小の生徒たち

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上野動物園からやって来た!
スマトラトラの「ユリ」です

県内初公開---沖縄こどもの国

 沖縄こどもの国に、メスのスマトラトラが八月二十五日、一般公開された。国内でも七頭しか飼育されていない希少なトラで名前は「ユリ」。十二歳で人間に換算すると五十歳になるという。園内に響く低いうなり声は迫力満点、早くもその存在をアピールしていた。
 スマトラトラの繁殖を目指す上野動物園(東京都)の飼育スペース確保に協力するため、こどもの国がブリーディングローン(繁殖を目的とした動物の賃借契約)を結びユリを引き取った。こどもの国では現在、オスのベンガルトラを飼育するが、スマトラトラの飼育は県内でも初めて。インドネシアのスマトラ島に生息し、体長が一.五m程度と小柄ながら餌(鶏の肉)を一日六kg食べるという。
 猛獣舎飼育担当の島袋健さんは「餌を食べてもらって一日でも早く環境になれてほしい」と期待した。家族と訪れた大城佳奈ちゃん(美里小三年)は「迫力があってかっこよかった」と笑顔で話した。


▲低いうなり声をだす迫力満点のスマトラトラの「ユリ」

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六人の研修生が技術の習得へ

「知花花織」を後生に伝えたい

基礎コース(後期)研修開講式

 知花花織の製品開発や織り手を育成する「知花花織(後期)基礎コース」の平成二十一年度研修開講式が十月一日、市長応接室で行われた。
 この研修は「沖縄市工芸による街づくり事業」として平成十二年にスタート、これまで六十人が研修を終了し、うち二十六人が知花花織事業協同組合に加盟する織り手となっている。
 応募の中から選ばれた六人の研修生たちは、来年三月まで織物の技術や知花花織の歴史について学んでいく。研修生の比嘉美緒乃さんは「半年間で技術を身につけ知花花織を後生に伝えていきたい」と抱負を語った。


▲知花花織の技術を習得しようと研修に
望む研修生たち

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かぼちゃ

ハロウィンお化けが大集合?

フェイスペイントにこどもたちが大はしゃぎ
旬なサンマも召し上がれ♪

銀天街まつり賑わう

 毎月第三土曜日に銀天街アーケード内で行われている銀天街まつり、十月十七日のまつりではハロウィンも間近ということもあり、フェイスペイントの特設屋台が設置された。銀天街には多くの若手アーティストが集っており、こどもたちの顔をキャンバスにアーティストたちが自慢の腕をふるった。アーケード内は白塗りの可愛いらしいハロウィンお化けが大量出現、楽 しげな歓声が響いていた。
 今回のまつりのもう一つの目玉は今が旬のサンマの無料配布。焼きあがる頃になると美味しそうな匂いが辺りに広がり、屋台の前には待ちきれない人々が長い行列を作った。
 舞台では歌声サークルやカラオケ教室メンバーによる歌謡ショーや、ロック、ブルース、民謡ライブも行われ、子供からお年寄りまでみんなが楽しめるまつりとなった。








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難関を勝ち上がり、市内の三校が全国へ

吹奏楽コンクールでコザ高、美里中、山内中が快挙

 八月下旬に福岡県で開かれた「第五十四回九州吹奏楽コンクール」で、高校の部でコザ高、中学の部で美里中と山内中が金賞を受賞、九州代表として全国に出場する栄誉を掴んだ。
 一つの市から三校が全国大会に出場するのは極めて稀なことで、関係者はこの快挙を驚くと同時に、大きな歓びに湧きかえっている。
 九月十七日、三校の代表者が市長を訪ね全国大会出場を報告。東門市長は「市から三校も全国に出場できることは大変な名誉。『音楽のまち・沖縄市』が皆さんに根付いており嬉しく思う。全国大会では日頃の練習の成果を存分に発揮してきてください」と生徒らを激励した。


▲市長に全国大会出場を報告したコザ高、美里中、
山内中の吹奏楽部メンバー

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知っていますか?沖縄市の子どもたちのむし歯の現状

★保育園でのフッ素洗口の取組み★

 平成20年度乳幼児健診の結果、一歳半健診ではむし歯のある子の割合は3.9%ですが、三歳になると42.7%と約半数の子どもたちにむし歯ができています。
 そこでかわいい子どもたちのむし歯を減らしていこうと、H19年度より公立保育所11ヶ所、認可保育園16園(4園H19年度以前から実施)、認可外保育園1園(H21年度10月現在)でフッ化物洗口活動に取り組んでいます。
 フッ化物洗口とは、フッ化ナトリウム溶液で1分間ブクブクうがいをすることで歯の再石灰化を促し、歯の表面を強くすることでむし歯を予防する方法です。週1回法や週5回法があり、沖縄市では4〜5歳児に対し、週5回法を実施しています。フッ化物洗口は子どもから大人まで家庭で取り組めるむし歯予防法の一つです。ご希望の方はかかりつけ歯科医にご相談ください。
 むし歯を予防するのは、フッ化物の利用だけではありません。効果的に予防していくには、お菓子や甘い飲み物等の取り方やハミガキが大事です。
 おやつや食事・甘い飲み物の与え方やお菓子の種類等、家や外出先でどのように与えているか、気にしてみましょう。
 又、保護者による仕上げ磨きは、手軽で経済的なむし歯予防です。忙しい毎日ですが、歯磨きタイムを子ども達と向き合うスキンシップタイムにしませんか?

問合せ先→沖縄市母子・学校部会事務局
(市民健康課内2241)

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