生きるちから・しみんの健康・ゆたかな環境

「第一回沖縄市食育展」が開催
毎月十九日は「食育の日」

 市民に食と健康の大切さを理解してもらい食育の定着を図ることを目的に毎月十九日を「食育の日」と定め、食育に関する推進運動を展開しようと「第一回沖縄市食育展」(市、市食育推進会議主催・おきなわ食育と健康推進委員会共催)が九月十八日、市役所一階ロビーで開かれた。
 同展は、今年三月に策定された「市食育推進計画」の一環として市食生活改善推進員や市立学校給食センターなどの協力を得て開催された。また、フードバンクも開設され約三十人の市民が食品を寄付した。展示コーナーでは、市食育推進計画や食育の取り組みなどを紹介。地元の野菜を使った朝ごはんメニューの展示やレシピも配布され、食べることの楽しさと大切さをアピールした。市内の保育園児らを対象に赤ずきんちゃんをアレンジした食育人形劇やクッキー作り体験も行われた。みはら保育園の幸喜あおちゃん(四歳)は、「楽しかった。食べることは大好き。家でもクッキーを作って家族に食べさせてあげたい」と笑顔で話した。


▲朝ごはんのメニュー展示やパネル展を見学する市民ら


▲初めてのクッキー作りを体験する市内保育園児たち

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開催まであと300日

「美ら島沖縄総体」残暦版を設置

高校生スポーツの祭典を盛り上げよう

 「青天届く君の風みなぎる闘志が夏に輝く」をスローガンに来年七月に開幕する高校生スポーツの祭典「美ら島沖縄総体2010」まであと三〇〇日となった十月一日、市役所一階ロビーでカウントダウンボード設置式が行われた。
 同ボードは、美来工科高校(新正裕校長)電子システム科一年四組の生徒約十人が、校内にある木材などの廃材を使い二週間かけて、高さ約二メートル、幅一.六メートルのボードを作成。開幕までの残り日数を日ごとに表示するもので、本大会を広く市民に知ってもらおうと市役所出入り口に設置した。同校の島田夕輝君は「完成したときは感動した。県内の高校が一校でも多く上位に入ってくれたらうれしい」と話した。東門市長は「全市民を挙げて高校生最大のスポーツの祭典を盛り上げていきましょう」とあいさつした。


▲開催まで300日と書かれたボードが市役所出入り口に設置された

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交流の場、憩いの場に
「ゆんたくまちや」開設一周年

特別企画「仲宗根正満絵画展」を開催

 介護予防や高齢者の交流を図ることを目的とした多目的施設「ゆんたくまちや」が十月八日、開設一周年を迎えた。同施設を運営する市シルバー人材センター(嘉陽榮憲理事長)は、日頃より高齢者の就業機会の拡大と福祉の増進に努めている。十月は同センター事業の普及啓発促進月間と定め、七日には同施設を中心に中央パークアベニュー通りの草刈、清掃ボランティア活動が実施された。
 また同施設では開設一周年記念特別企画として「仲宗根正満絵画展」が十七日まで開かれた。仲宗根さんは生後九カ月で脳性まひを患い、手足や言語に重度の障害がある。わずかに動く右手を使い絵画を創作してきた。アクリル画やコンピューターグラフィックスの作品など十九点を展示。式典で嘉陽理事長は「感動と勇気を与える作品を多くの人に見てほしい」とあいさつした。


▲「仲宗根正満絵画展」がゆんたくまちやで開催された

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「響け世界へ!」

ハイレベルな演奏で聴衆を魅了

ミュージックタウンでこども達応援イベント

〜送りだそう世界に続く道へ〜

 八月に開催された九州吹奏楽コンクールを勝ち抜き全国大会へとコマを進めたコザ高、美里中、山内中の吹奏楽部の資金造成に一役買おうと、こども達応援イベント『響け世界へ!』(主催・ミュージックタウン音市場)が、十月十七日夕方、ミュージックタウン音楽広場で開かれた。
 各校の演奏が始まると、道行く人も次々と足を止め、会場周辺はみるみるうちに黒山の人だかりに。息の合ったハイレベルな演奏や趣向を凝らしたパフォーマンスに観衆からは大きな拍手と声援が送られた。また、会場では各学校への募金も呼びかけられ、生徒達の夢を応援しようとたくさんの善意が寄せられた。


▲全国大会出場のハイレベルな演奏を聞こうと会場には
大勢の人がつめかけた


▲コザ高校吹奏楽部


▲山内中吹奏楽部


▲美里中吹奏楽部

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伝統の知花花織の技術を習得

平成21年度知花花織基礎コース研修修了式

 平成二十一年度知花花織(前期)基礎コース研修生が半年間の研修期間を修了し、十月十三日、市長応接室で修了式が行われ、研修生六人に対して修了証が授与された。
 組合が設立されて以降の、研修生たちは研修終了後に知花花織事業協同組合に加入して生産に従事することが決まっており、新たな伝統技術の担い手の誕生に関係者たちは喜んでいる。
 修了式で東門市長は「沖縄市の伝統工芸を育ててほしい。社会にも評価され、自分の生活の糧にもなる。頑張ってほしい」と激励、研修生を代表して梅崎広美さんが「まだスタート地点に立ったばかり。知花花織の振興のためこれから頑張りたい」と決意を述べた。
 研修生たちは研修期間中に作り上げた作品を持ち寄り、市長や関係者に披露した。


▲自ら織り上げた作品を披露する研修生たち

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身近にある病気、正しく理解して

統合失調症を知るシンポジウム

 「統合失調症を知るシンポジウム」が八月二十一日、あしびなーで開かれ、医師や家族、当事者がシンポジストとして登壇、統合失調症の症状や治療について事例や経験、対処法などを発表した。
 シンポジウムで新垣病院の道下聡医師は、「統合失調症は百人に一人の割合で発症する病気で珍しいものではない。
 脳内の伝達物質の過剰状態が原因と言われている。治療は可能なので本人や家族が病気に対する正しい知識を知ることが大切」と話した。会では、来場者との質疑応答も行われた。異変に気付いた場合の対処法について聞かれると「委縮せずに周りの力を借りたり相談所や訓練施設なども活用してほしい」と助言した。


▲会場には立ち見が出るほどの人が詰め掛け
関心の高さをうかがわせた

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