広報おきなわ 6月号(No.420)

すてきな仲間達 62

ゆったりと心穏やかに 心と身体の健康法

・太極拳サークル
「陳式心意混元気功太極拳(ちんしきしんいこんげんきこうたいきょくけん)」・

太極拳サークルのみなさん

▲毎週金曜日、市働く婦人の家で活動している太極拳サークルのみなさん

 「宇宙のエネルギーと自分のエネルギーを一つにして、生きるエネルギー、生命エネルギーを高める」太極拳。毎週金曜日夜七時から沖縄市働く婦人の家で活動している太極拳サークル「陳式心意混元気功太極拳」(代表・宮平トシ子)のみなさんだ。
 同会は、約四年前に働く婦人の家で行われた太極拳講座を受講した九人のメンバーらで結成。指導員を務める中村禎さんは「現在は健身効果を期待して行われているが元来は武術、その動きの一つ一つに闘技的な意味があり、動作の意味を理解することが鍵、また身体をつくるためには心をつくらないといけない。どんな状況に置かれても自分自身がこれに振り回されないように、いつでも心穏やかに過ごしていく。そんな強い心と身体があれば、健康で幸せな生活を築くことが出来ます」という。血圧の調整やアレルギー体質の体質改善などに効果があるといわれている太極拳、実際、メンバーの中には「汗をかかなかったのが新陳代謝が良くなって汗をかくようになった」「コレステロール値が下がった」といった方もいてその効果は絶大的。また「太極拳の音楽はゆったりとしていて、心もリラックスさせてくれる素晴らしい音楽」「風邪やぜん息がなくなった」というメンバーも。そして「太極拳は、二本の足と軽い服装で誰でも気軽にでき、子どもからお年寄りまで年齢を問わず自分のペースでできる」とメンバーは皆「健康で、いつまでも、いくつになっても続けていきたい」と笑みをみせる。

指導を受ける会員のみなさん

▲講師の中村 禎さんから指導を受ける会員のみなさん

 太極拳を学ぶとは、型や順番を覚えればよいという技術面だけを求めがちですが、単にそれだけではなく、その奥深いところにある自然の法則という真理をつかまないと理解することはとても難しい。また、知識として頭で理解してもそれを実践しなければあまり意味がなく、得られた成果を、自分の為だけではなく、どれだけ人の為にできるかがそれぞれの職場、学校、地域社会、家庭生活に活かしてこそ真の気功・太極拳であると講師はいう。  また「十二月に発表会がありそれに向けて日々練習をしています」と目を輝かせながら、今後の目標を語った。


職人のWAZA Vol.37

カイナオフィス:代表者 Sawanicoカイナオフィス

工房名:カイナオフィス
職 種:クリエーター
代表者:Sawanico

 五月のGWは県内三箇所の映画館前でフェイスペイントのイベントを行ったというSawanico(徳元佐和子)さん。「みんなの笑顔を見るとやりがいを感じますね。」と楽しそうに話す。
 徳元さんのモノづくりは、ポストカードから始まった。元々、絵を描くことや何か製作することが好きだった徳元さんは想いのままにポストカードやTシャツを作ったり、バイト先では、ディスプレイ製作を担当する事もあったという。刺激を受けようと本土に足を運び、「アートフェスタ@東京ビッグサイト」との出会いで感銘を受け、この感動を沖縄に伝えたいと強く心に決める。その二年後、「カイナアートフェスタ」を開催。徳元さんは自身の活動を通して、「たくさんの人にアートやモノづくりを身近に感じてほしい」と話した。
 徳元さんは、カイナ以外にもTシャツやCDジャケットのデザイン、ライブペイントなど、活動は幅広い。

住 所:沖縄市与儀1596A-875-1(カイナオフィス)
ホームページ:http://www.real-nico.com