広報おきなわ 6月号(No.420)

5月8日は元祖ゴーヤーの日

 五月八日はその語呂から「ゴーヤーの日」として認知され、近年県内各地でゴーヤーにちなんだイベントが行われている。しかし実はここ、『胡屋』こそがゴーヤーの日発祥の地であると、ゴヤ地区地域活性化研究会とコザ商店街連合会が共催して第十四回「元祖・ゴーヤーの日」を開催した。
 この日の胡屋はまさにゴーヤー一色。会場のミュージックタウン音楽広場にはゴーヤー料理やゴーヤージュース、イベントキャラクター・ゴーヤーぼうやグッズの屋台が並んだ。またゴーヤーで緑のカーテンを作ろうと、子どもたちと、県内で人気のニューヒーロー・琉神マブヤーによる苗植式も行われた。この日来場者が一番楽しみにしていたのが、作ったその場で振る舞われるゴーヤーチャンプルー。美味しそうな香りに誘われ大鍋の前には長蛇の列が。イベントの終盤には来場者にお持ち帰り生ゴーヤーもプレゼントされた。
 ステージでは他にもジャズや民謡のライブ、ストリートダンス、お楽しみ抽選会が行われるなど楽しい一日となった。
 毎年このイベントに協力をしてくれる沖縄協同青果株式会社から今年も百二十キロのゴーヤーが提供された。

5月8日は元祖ゴーヤーの日

▲会場には大量のゴーヤーが運び込まれゴーヤーチャンプルー作りが始まった

5月8日は元祖ゴーヤーの日

▲一緒にゴーヤーの苗を植える琉神マブヤーとこどもたち

5月8日は元祖ゴーヤーの日

▲沖縄プロレスのメンバーもボランティア参加。来場者にチャンプルーを手渡した


知花花織の担い手を育成

平成21年度知花花織基礎コース研修開校式

 知花花織の製品開発や担い手の育成を支援する「知花花織(前期)基礎コース」の平成二十一年度研修開校式が、四月二十一日、知花花織事業協同組合でおこなわれた。
 この研修は知花花織をブランド化する目的で市と知花花織事業協同組合が協力して平成十二年からスタート。知花花織の生産活動や組合運営に協力してもらうことなどを条件に毎年市民の中から研修生を募り、選ばれた研修生には受講費無料で技術を習得させている。これまでに五十四人が研修を終了した。
 今回選ばれた六人の研修生たちは、毎週五日、半年をかけ研修を受け花織の技術を身につけていく。

知花花織の新たな担い手として期待される研修生たち

▲知花花織の新たな担い手として期待される研修生たち


〜いきいき・おきなわシティ食育プラン〜

【沖縄市食育キックオフ2009】

沖縄市食育推進計画ができました!

 市では、子どもの頃から「食」と「健康」の大切さを考え、「食育」を通して市民一人ひとりが生涯にわたり健やかで心豊かな生活の実現を目指します。
 早ね早おき朝ごはん、メタボ撃退、地場産物の活用など食育推進8つの柱に沿って、ライフステージ毎に具体的に取り組みます。また、多くの市民が食育に目を向け、食育の定着を図るために毎月19日を食育の日と定め、食育推進運動を展開します。朝食メニューの普及や親子料理教室、男性料理教室、中・高校生を対象とした食育授業、マイ箸運動、家庭において身近な野菜を育てる・・・など、大人も子どもも楽しみながら取り組み、食育の機運を高めます。
 今年度の計画スタートにあたり、6月19日に沖縄市食育キックオフ2009ミニシンポジウムの開催を予定しています。
 さあ、皆さんも家庭でできる身近な「食育」を始めてみませんか?

 沖縄市食育推進会議事務局
 (市民健康課2241・2242)

イメージ野菜キャラクター

市老人クラブ作品展

いっぺー上等だね、自慢の作品が並ぶ

活動の成果を一堂に展示 市生きがい事業

 市老人クラブ連合会(山内盛芳会長)の各サークルや講座などで学んだ一年間の活動成果を一堂に展示発表する第三十五回市老人クラブ作品展と生きがい事業展が二月二十八日から二日間、かりゆし園で開かれた。
 作品展は老人クラブの活動を広く市民へ知っていただくと共に会員間の交流と創作活動の充実を図ることを目的としている。
 作品は木工芸品、盆栽、生け花、手作り玩具、手芸品、書道、陶器、写真、絵画など約八百点が並んだ。
 また、会場では、野菜類や漬物、天ぷらなどの展示即売もあり、オープニングと共に市民らが駆けつけ、早速お気に入りの品を買い求めていた。

一堂に展示された作品を眺め、品定めを

▲一堂に展示された作品を眺め、品定めを

あれ、いいネ、上等だねぇ

▲あれ、いいネ、上等だねぇ


新鮮な魚を求めて多くの客でにぎわった

▲新鮮な魚を求めて多くの客でにぎわった

パヤオまつり大盛況

新鮮な魚、おいしいネ
5千食を完配

試食コーナーは長蛇の列

 連休の五月三日、恒例のパヤオまつり(主催・市漁協共同組合パヤオ研究会)が泡瀬漁港内で開かれた。まつりは、日頃から利用者へ新鮮な魚介類を提供しているパヤオ直売店の還元が目的。まつりは開始と同時に大勢の家族連れなどが詰め掛け、みるみるうちに長蛇の列ができた。会場では家族連れなど訪れた客がおいしい食に舌鼓を打つ光景がみられた。この日用意されたシイラの切り身フライなど約五千食は午後三時頃にはすべて完配した。


リサイクルマーク

環境大臣賞奨励賞を受賞

食品リサイクルで養豚、環境資源化を評価

くいまーる組合

 「くいまーる事業協同組合」(本部・那覇市)の古我知浩代表ら六人が四月二日、環境大臣賞の奨励賞の受賞報告に市役所に東門市長を訪ねた。
 同組合は、沖縄リサイクル運動市民の会と養豚関連事業者などが連携し、平成十七年に設立、沖縄市を中心に活動を行っている。
 同組合は県内のスーパーやホテルなどから排出された生ごみを回収し、飼料・堆肥化して、養豚など畜産農家で利用する食品の循環資源化の取り組みを展開している。名称の「くいまーる」には食の循環とゆいまーるの二つの意味が込められている。
 古我知代表理事長は「市民の方々に参加していただき、循環型の仕組みをつくったことが評価された。今後も幅のある活動を展開したい」と喜びの受賞報告をし、鈴木宏明事務局長は「食糧自給率の向上と環境浄化、養豚業の活性化など、すべてに貢献できる活動として、さらに取り組んでいきたい」と話した。
 東門市長は「循環資源化の取り組みが見事に花を咲かせた。今後も組合の活躍を期待したい」と受賞を共に喜んだ。

東門市長へ受賞の報告をするメンバー

▲東門市長へ受賞の報告をするメンバー